11月25日(水)北海道北見市立上仁頃小学校にて、ソニー株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「MESH™ で発明家にチャレンジ」を実施しました。

5・6年生が3チームに分かれて学校を便利にする発明を考え、アイデアをソニー(株)のMESH開発者に堂々と発表しました。各チームとも堂々とした発表で自分たちが考えたアイデアを丁寧に伝えました。子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、ご覧ください。

子どもたちの発表アイデア1

アイデアのタイトル:便ノレーション

  • アイデアの説明
    新型コロナウイルス感染拡大防止のため、忘れがちな教室の換気を促すシステム。窓の近くに温度・湿度ブロックを設置。1時間ごとにタイマーで測り、「換気しよう!」と音声で教えてくれます。
  • 使用したMESHブロック
    ボタン  /  LED  /  動き  /  人感  /  明るさ  /  湿度・温度
アイデアがまとめられた発表用ワークシート

講師からのコメント

声も大きく、よい発表だったと思います。
発表の構成もどのような困りごと(課題)があって、それに対するどのような解決策や考え方を順序立てて説明されていて、分かりやすい発表でした。実際に世の中の役に立つ発明品だと思ったので、こういう商品があっても良いですね。

子どもたちの発表アイデア2

アイデアのタイトル:タッチカウンター

  • アイデア説明
    不特定多数の人が触れる教室のドアノブ。消毒を忘れないよう、人感ブロックとMESHアプリのカウンターを使い、ドアに10回人が触れたら「ドアを消毒してください」という言葉と、アラームの音でお知らせしてくれます。
  • 使用したMESHブロック
    ボタン  /  LED  /  動き  /  人感  /  明るさ  /  湿度・温度

講師からのコメント

ドアノブを誰がどのくらい触ったのか目に見えない情報です。消毒する人がずっと見張っていなくとも消毒のタイミングを教えてくれる、素晴らしいシステムですね。

発表の様子

子どもたちの発表アイデア3

アイデアのタイトル:うるおんっ⤴

  • アイデア説明
    ウイルスに負けない環境を整えるため、教室の加湿器のお水を毎日変えてくれる環境係を応援するシステム。ボタンブロックを押すと温度・湿度ブロックが反応し、音声で湿度が高いか低いか教えてくれます。また、人が通ると人感センサーが反応して、加湿器のスイッチを入れてくれます。
    ※加湿器のスイッチとの連携が難しく、LEDブロックの光をともすことで代用してくれました。
  • 使用したMESHブロック
    ボタン  /  LED  /  動き  /  人感  /  明るさ  /  湿度・温度

講師からのコメント

加湿器の代わりにLEDブロックで代用してくれましたが、加湿器は皆さんの身近なものでつくれることを知っていますか?まず、プロペラを取り付けたモーターにMESHのGPIOブロックを繋ぎます。プロペラを水の入ったコップの水面に向けて取り付ければ、風の力で水が気化し、簡易加湿器の完成です。学校の授業で習ったことを組み合わせると、アイデアを実現できることもあるので、ぜひ試してみてください。

子どもたちからの質問

どうして「MESH™」を作ろうと思ったのですか?

最初は自身の困りごとから始まりました。私は朝寝坊をすることが多く、朝、目覚まし時計が鳴っても、無意識のうちに止めてしまい起きられないことがありました。そこで、目覚ましを止めるためのボタンが遠いところにあったら、起きるのではないかと考え、売っていないか探しました。
しかし、販売されておらず、自分で作ることもすごく難しそうでした。そこで、ボタンやセンサーなどをもっと気軽に使えるようにして、簡単にアイデアがかたちにできるようになればいいなと思ったことがきっかけです。

なぜソニーの仕事についたのですか?

なぜソニーという会社に入ったかというと、ソニーはたくさんの新しいを作る会社だからです。例えば、今では当たり前になった、持ち運べる音楽プレーヤー「ウォークマン」のように、まだ世の中に無い新しいものを作り、たくさんの人を豊かな気持ちにしたいと思ったからです。

質問タイムの様子

このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。

感動体験プログラム:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/
MESH™:https://meshprj.com/jp/ 


ソニー株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

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