6月21日(月) 徳島県阿南市立橘小学校にて、ソニーとインターネットで繋がる遠隔授業「MESH™で発明家にチャレンジ!!」を実施しました。
「学校生活をもっと便利にするためには、どうすればよいだろうか?」というミッションに対する子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア1
アイデアのタイトル:地震が発生したら、教えてくれる
- アイデアの説明
公共施設に設置しておきます。地震が起こると「地震が発生しました。〇〇避難所に逃げてください。」と音声が流れて、一番近くの避難所を教えてくれます。
- 使用したMESHブロック
ボタン / LED / 動き / 人感 / 明るさ / 湿度・温度
講師からのコメント
とても役に立つシステムですね。試してみましたか?
はい(実際にブロックを揺らすと音声が流れる)
みんなで録音もしたのですね。すばらしい。このアイデアは動きブロックがあるから思いついたものですか?
いいえ。地震を知らせるために動きブロックを使おうと思いました。
良いですね。何かを開発するには、先に課題ありきで考えることが大切です。
子どもたちの発表アイデア2
アイデアのタイトル:玄関に人が来たら自動的に体温を測ってくれる
- アイデア説明
児童や先生が玄関に来ると、自動で体温を測ってくれて職員室のモニターに通知と写真が届きます。
- 使用したMESHブロック
ボタン / LED / 動き / 人感 / 明るさ / 湿度・温度
講師からのコメント
実際に使ってみましたか?
まだ試していない部分もあります。
確かに、ブロックを手で握らなくてはいけないので体温を測るのが難しいですね。職員室に情報が届くのはなぜですか?
実際発熱していた時に、もう一度確認するためです。
なるほど、二重にチェック出来るのですね。データがどこかに届くようにしておくと管理が出来て良いですね。
子どもたちからの質問
MESH™で動画を扱うことはできますか?
動画は次の開発項目ですね。現在では、タイマーブロックで写真を1秒おきに撮影してパラパラ漫画のように使う、という方法があります。
MESH™は実際にどんなところで使われていますか?
会社や工場で使われています。例えば、トイレのドアに人感ブロックをつけて使用中かどうかトイレまで行かなくてもわかるようにするものがあります。
講師からのコメント
今日は発表をありがとうございました。いろいろな分野のアイデアを聞くことが出来て勉強になりましたし、面白かったです。
私がソニーに入りたいと思ったのは、子どもの頃から周りの人が喜ぶような便利なものを考えて作るのが好きだったからです。もの作りは、課題をみつけ、話し合い、そしてアイデアに結び付けるという順に進みます。皆さんも普段から「あったらいいな」とか「改善したいな」と思うものを見つけてみてください。そして大人になったらそれを作って周りの人をびっくりさせてくださいね。
このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。
感動体験プログラム:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/
MESH™:https://meshprj.com/jp/
「MESH™で発明家にチャレンジ」の授業の詳細はこちらをご覧ください。
http://pro-school.main.jp/sony-mesh/