11月1日(火) 鹿嶋市立中野西小学校にて、株式会社ニチレイフーズとインターネットで繋がる遠隔授業「冷凍食品の技術を学んで今までにない新商品を開発しよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア
アイデアのタイトル:「ドンブリしらすチャーハン!!」
アイデアの説明
ターゲットは5歳から20歳としました。具材は、しらす・卵・紅ショウガ・ベーコンを使い、小さな子どもでも食べやすくしました。しらすは茨城県産のものです。ベーコンは角切りになっているので味がしみ込んでいてとても美味しいです。700グラムも入っているので「ドンブリチャーハン」と名付けました。
講師からのコメント
とっても美味しそうです。まず、地元のしらすを使っているのが良いです。ご当地メニューですね。また、小さい子どもでも食べやすいように、という相手を思いやる気持ちが出ています。イラストも黄色に紅しょうがの赤がポイントになって食欲をそそります。何より良いのが、ベーコンがなぜ角切りなのか、どうして名前がドンブリなのか、という理由がしっかりあるところです。「なぜそうしたのか」が説明できるのは社会に出てからもとても大切です。素晴らしいですね。
子ども達からの質問
一日の仕事の流れを教えてください。
私は冷凍食品の開発の仕事をしています。まず出社したら朝のうちに細かい雑務を片付けます。そして午前中からチャーハンを何種類も作って、‐40度で急速に冷凍します。それを夕方、解凍して皆で試食し、話し合いをします。それをまとめて、次は何を工夫すれば良いのかを決めます。また、他の会社の美味しいチャーハンが有ると聞いたら、それを食べてみることもありますね。
ニチレイの名前の由来を教えてください。
もともとは製氷事業から始まり、「日本冷蔵」という名前で冷蔵倉庫を営んでいました。それを略して「ニチレイさん」と呼ばれていましたが、1985年に正式に「ニチレイ」が会社名になりました。
授業最後の講師からのコメント
皆さん、今までにないチャーハンを考えてみて楽しかったですか?
世の中には色々な職業が有ります。私たちの会社も、開発、営業、製造、人事など様々な仕事があって成り立っています。
よく、「好きなことを仕事に」と言いますが、私は「得意なことを仕事に」して欲しいと考えています。人は誰でも必ず得意なことがあるので、それを活かしてぜひ幸せになってください。そのためにも、早く自分の「得意」を見つけてくれたらと思います。 頑張ってくれた皆さんに、冷凍の今川焼を送りますので食べてくださいね。今日はどうもありがとうございました。
ニチレイフーズ株式会社の授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/nichirei-jissen/