1月23日(月) 福井県若狭町立三宅小学校にて、株式会社LIXILとインターネットで繋がる遠隔授業「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」を実施しました。 子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

アイデアの説明 
危ないと感じたのは、階段を下りてくる人と、廊下にいる人や上ろうとする人が衝突してしまうことです。

階段の真ん中に透明な壁を作り、右側と左側に分けることでぶつからないようにします。高さは1年生が飛び越えられないように1mにし、透明にすることで1年生が高学年を見てどちらを通れば良いかわかります。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
授業の様子

講師からのコメント

講師1

「透明な壁」という製品だけでなく、右側と左側に分けるというルールを考えてくれたのが良いです。実際に会社では、商品を作って売るだけでなく、安全に使うための工夫やルールを考えているんですよ。また、「1年生のために」というように対象をはっきりさせたこともとても良かったと思います。

講師2

そうですね。ルールを決めたのは良いです。どちら側が上る方ですか?

児童

右側です。

講師2

急いで降りてくる人が外(遠い)側にした方がより安全なので、正しい選択です。わかりやすいように標識を付けたり、足元に矢印をつけるのはどうでしょう?簡単にできるのでチャレンジしてみてくださいね。

子ども達からの質問

児童

何時間くらい働きますか?

講師

一日にだいたい8時間くらいです。

児童

名前の由来を教えてください。

講師

私たちは家の中のものを作っている会社です。みなさんが夢のような暮らしを実現して欲しいという願いを込めて、住む(LIVE)生活(LIFE)の頭文字ふたつとかける(X)組み合わせてLIXILとしました。

質問タイムの様子

授業最後の講師からのコメント

講師1

問題点に関して、具体的なアイデアがたくさん出てきたのが印象的でした。カーブミラーや歩き方のルールなどすぐに実行できそうなことも考えてくれたのが良かったです。壁を作ることなどは時間がかかるけれど、どんな順序で誰がいつやるかという事も考えると、実現できることかなと思います。

講師2

発表までにいろいろやってきて楽しかったですか?ぜひこの気持ちを忘れずに、身の回りでもっと探していろいろ考えてみてください。将来、みなさんも仕事をするようになります。お金を稼ぐのも大切だけれど、面白い・楽しいと感じられると良いですね。飽きてしまうような単純作業でも、創意工夫をして効率よく出来るようになったら達成感もあるし面白いと思えます。そして周りからも評価されたり感謝されたりします。みなさんにはそんな仕事をしてもらえたら、と思います。夢中になれるものに巡り合えると良いですね。あと一か月ちょっと、楽しい時間を過ごして立派な中学生になってくださいね。 今日はどうもありがとうございました。


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