7月10日(水) 岩手県洋野町立角浜小学校にて、キッコーマン株式会社と『しょうゆ塾 「自分たちの郷土料理を考えよう」』を実施しました。
6月の1コマ目の遠隔授業でキッコーマンのしょうゆ博士からしょうゆの作り方や郷土料理について学び、今回の授業では自分たちの考えた新しい郷土料理を企業の講師に向けて発表しました。子供たちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

郷土料理名  洋野特せい海鮮丼

地元の食材
天然わかめ:強い波のおかげで歯ごたえが良い
ウニ:ウニ牧場がたくさんあり、とても柔らかくておいしい
サーモン:サケが帰ってくるのでサケマスの孵化場がある

工夫したこと
普通の海鮮丼とは違うものにしたくて悩みました。
おいしくなるようにサーモンをしょうゆ漬けにし、ご飯を酢飯にしました。わかめの食感を楽しむために葉とめかぶの両方を使いました。

料理の説明
酢飯の上にわかめの葉の部分、しょうゆ漬けにしたサーモンの順に重ね、ウニとイクラを半分ずつのせ、中央にめかぶを盛り付けます。最後にしょうゆを回しかけて完成です。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

発表ありがとうございました。まさに王道の海鮮丼ですね。この辺りは「ウニ牧場」で4年ほどかけてウニを育てていて、食べ歩きツアーやウニ祭りも有ると聞きました。特産品を使うことで地元に貢献できると思います。
さて、生ウニはどの時期に食べられるか知っていますか?

児童

7月くらいからだと思います。

講師

そうですね。夏場です。サーモンとイクラの旬はもう少し遅くて秋になるので、それぞれの食材の採れる時期を考えると工夫が必要ですね。海鮮ですと、貝を使うのもアクセントになって良いかもしれません。また、お米もいろいろな品種が有るので、こだわってみると面白いですね。

質問タイムの様子

子どもたちからの質問

児童

しょうゆ作りで一番大変なのは何ですか?

講師

温度管理などがずっと大変なんですが、麹菌を育てるところがデリケートで一番大切にしている部分です。納豆菌などの他の雑菌が入らないように気を付けて管理しています。

児童

なぜキッコーマンに入社しましたか?

講師

もともと食べるのが趣味で、日本各地の料理を食べ歩いて和食が好きになりました。和食に関する仕事をしたくてしょうゆを作るキッコーマンに入社しました。


キッコーマン株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

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