7月8日(月)北海道深川市立多度志小学校にて、TOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう!」を実施しました。 農家の人たちが使いやすいトイレを考えました。子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

アイデアのタイトル:理想のトイレ

アイデアの説明
田んぼで農作業をしている時に使いやすいトイレを考えました。

  • 家の人にインタビューしてわかった困りごと
    ・靴が泥だらけなので床が汚れてしまう
    →霧みたいな水で洗ってから靴に自動でカバーを付ける。また靴カバー専用のごみ箱を設置する

    ・トイレが遠い
    →羽つきトイレ(屋根が開いて羽で飛ぶ)
  • 自分たちで考えた困りごと
    ・手が汚れている時のトイレが大変
    →扉を自動ドアにする。自動で水が出る手洗い場をつける。

その他にも、作業着を脱いでかけられるようにする、使用中の表示を出すなどの工夫を考えました。

発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

どのアイデアも良かったですが、特に「霧みたいな水で靴を洗う」というのが素晴らしいです。

どうしてかというと、この方法なら下水道のないところでも使えるからです。ライフラインが整っていない国や災害の時にもとても良いと思います。

また、「動くトイレ」も良いですね。インターネットが発達してきたので、スマホとドローンをネットで繋いでトイレを移動させることも可能になると思います。 困っている人の困りごとを解決しよう、といつも考えることは大切なことです。これからも困りごとを解決するためにいろいろ工夫してくださいね。

子どもたちの質問

児童

なぜTOTOという名前になったのですか?

講師

最初のTOは東洋、二つ目のTOは陶器を表しています。東洋にある日本から陶器のトイレを世界に広めたい、という思いが籠っています。

児童

最新のトイレはどんなものが有りますか?

講師

「きれい除菌水」を使ったトイレです。あらかじめ便器の中にこの水をかけて汚れにくくし、使用後にもまたかけることで掃除が楽になります。キッチンやお風呂にも使われているんですよ。

質問タイムの様子

授業最後の講師からのコメント

今日はありがとうございました。皆さんの発表を聞いて感心したのは、使う人の困りごとをその人の立場に立って考えていたことです。5・6年生の頃からこんな風に考えられるのは素晴らしい機会だと思います。私たちTOTOも「つくるって人を思うこと」という言葉を大切にしています。大人になっても今回の体験を忘れずに役立ててくれたら嬉しいです。



TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。

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