7月12日(金) 沖縄県石垣市立宮良小学校 にて、株式会社LIXILとインターネットで繋がる遠隔授業「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

トラブルすのこの段差でつまずくトラブル

製品の説明
手洗い場のすのこに段差が有って、転んでけがをする危険が有ります。また、車イスの人も通りにくいのでそれを改善するため、すのこの縁の部分をスロープのようにしてつまずかないように工夫しました。段差を滑らかにしたので車イスの人でも楽に行けます。


発表用ワークシート
発表の様子

講師からのコメント

講師1

発表をどうもありがとう。みんなの周りには車イスの人がいるのかな?

児童

いません。

講師1

身の回りに居なくても、車イスの人やお年寄りなどいろいろな人に対して安全に配慮してくれたのはすごく大切な考え方です。私たちも製品を作るときに全ての人が安全に使えるものを、といつも考えています。プロと同じですね。縁を滑らかにするのは本当に良いアイデアでした。

講師2

どんな人向けのものなのかという問いかけに「全員」と記入してくれました。その「全員」に車イスの人も入っている、広がりのある「全員」に向けて考えてくれたことに感心しました。誰かに対する思いやりや優しさが新しい製品を作ることにつながります。

子どもたちからの質問

児童

トラブルを見つけるコツはなんですか?

講師3

想像力が大切です。「こういうことが起こりそうだ」と常に考えることで未然にトラブルを防ぐことが出来ます。いつも考えて、こんな経験を積み重ねるとコツがわかると思います。感性を磨いてくださいね。

児童

LIXILでどの製品が良いですか?

講師1

お風呂です。スパージュという打たせ湯が出来るお風呂で、とても気持ちが良いです。

講師2

エコカラットという室内用のタイルです。見た目がきれいなだけでなく、湿気や臭い、それから音も吸収してくれるなどいろいろな機能があります。

講師3

トイレです。シャワートイレを初めてつけたのはLIXILです。おしりを綺麗にする文化を作ったと思います。

質問タイムの様子

授業最後の講師からのコメント

講師1

今日はみんな楽しんでくれたようで嬉しいです。仲良く楽しく授業をしているのが伝わってきました。これからもチームワークを生かして、みんなが学校でより安全にすごせるように工夫していってください。アイデアを出し合った仲間や先生に感謝して、良い学校生活を送ってくださいね。

講師2

授業の中で学校の危険を探し、いろいろなアイデアを考えてもらいました。これは仕事の中でも一緒で、問題をみつけてそれの解決方法を考えるといったことをいつもやっています。これから大人になってもきっと同じことをすると思うので、今回の授業は良い体験になったと思います。

講師3

とても有意義な時間をすごせました。初めて接する人に報告をしてもらいましたが、これは大切な経験になったと思います。ぜひ今後に生かしてください。優しさや思いやりをもとに発想してみんなに喜ばれるものを作るのが製品企画です。皆さんもこの気持ちを忘れずにずっと持ち続けてください。


株式会社LIXILの授業 「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/lixil/

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