7月16日(火) 福井市羽生小学校にて、キッコーマン株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業『しょうゆ塾 「自分たちの郷土料理を考えよう」』を実施しました。
キッコーマンのしょうゆ博士からしょうゆの作り方や郷土料理について学び、自分たちの考えた新しい郷土料理を企業の講師に向けて発表しました。子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

郷土料理名 
美山の食材を使った美山クレープ

料理の説明
土地が広く野菜もたくさんとれ、米もそばもとれること、あゆは近くに足羽川があってたくさんとれる・かきもちは野菜がたくさんとれたから美味しいものができると考えました。

工夫したこと
そばの粉を使ってクレープの生地を作りました。クレープは甘いものが多いけれど、蕎麦粉やあゆ・かきもち・醤油をかけることで、しょっぱく新食感のクレープを食べることができます。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

クレープと言えば生クリーム・フルーツをイメージしますが、それとは違ったすてきなアイデアだと思います。

クレープの中にあゆが入っているとのことですが、足羽川の鮎釣りは行ったことはありますか?

児童

行ったことはありませんが、見たことはあります。

講師

そうなんですね!博士リサーチによると、一日に平均30~50匹釣れるそうです。興味があったら行ってみてください。 ちなみに、味付けはしょうゆだけですか?

児童

そうです。

講師

どうやって味付けしますか?上からかける?中でまぜる?

児童

生地が開いてるときにまんべんなくかけます。

講師

なるほど。わかりました。

そばの粉を使うということで、イメージ的にはガレットに近いかなと思います。

博士の見たガレットは、そば粉・水・塩・ハム・卵を使っていて、フランス料理のひとつだそうです。自然とフランス料理を考えたおしゃれなお二人だなと思いました。

ちなみに、東京ではガレットは1000円を超えますが、この美山クレープは売るとしたらいくらにしますか?

児童

650円くらいにしようと思います。

講師

なるほど!けっこう安いですね。お客さんに優しくすてきだと思います。
お米やかきもちは腹持ちにもよいですね。あともしお野菜がはいっていたらさらにパーフェクトだったかなと思います。実際自分で作るときは、ぜひ入れてみてください。

子どもたちの感想

児童

博士ならどんな郷土料理を作りますか?

講師

博士は東京生まれなのですが、東京では都市部の少し離れたところに近郊農業があります。そこでとれる野菜をつかった煮浸しを考えるかなと思います。

児童

博士はなぜキッコーマンの会社に入ったのですか?

講師

大学では旅行・ホテル営業を勉強する観光学部にいましたが、こうした自分の好きな「旅行」については趣味にしたいと思いました。
ただ、仕事は毎日することなので、自分の好きなことを取り入れたいと考えた時に、もう一つの好きである「美味しいものを食べること」に関わるものがいいなと思いました。 そして、キッコーマンには良い人がたくさんいて、この人たちと働きたいと思いました。

児童

醤油はいつから作り始めましたか?

講師

もともとは野田というところでさまざまなおうちが醤油を作っていたのですが、それが350年ほど前です。 その後、そのいくつものおうちが合わさって一つの会社(キッコーマン)となって醤油を作り続けていますが、それが100年ほど前からになります。

講師からのメッセージ

講師

みなさん、忙しい中いろいろな郷土料理を考えてくれてありがとうございました!
ビデオ越しでみなさんの元気な姿を見ることができて、とてもうれしかったです。このまま元気で、この先も生活していって欲しいと思います。また、今回考えた郷土料理をきっかけに、地域のことをもっと知って欲しいと思いました。もし、こうした美味しい料理を考えることが好きだと思ったら、ぜひ将来キッコーマンで一緒に働けたら嬉しいです。


キッコーマン株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

おすすめの記事