9月6日(金) 北海道鹿追町立瓜幕中学校にて、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子ども達の発表アイデア
タイトル : 事故を減らすために
地域課題 : 地域の交通
アイデアの説明
私たちの住む北海道鹿追町では、スピードを出しすぎたり、わき見運転をしたりする車による交通事故が多いです。事故を減らすために、交差点の上にカメラを取り付け、半径1キロ以内にいるすべての動くものを表示できるスクリーン(モニター)を道路の上に設置するアイデアを考えました。モニターを見れば横道から来る車や自転車、さらに鹿にも簡単に気づくとことができ、鹿追町のきれいな景色を見ながらでも安全に運転できます。
講師との対話
道路上のモニターに映す以外で、テクノロジーで自動化・見える化できるものはありそうですか?
車の中に他の車を察知して映すモニターがあると良いと思いました。
そうですね。見通しの悪い交差点だとモニターにも映らないものがあるかと思うので、カーナビのモニターにも映せるようにすると、より安全かもしれませんね。
また、車の近くに何かが近づいたらセンサーが反応してアラートを鳴らすシステムもあるのでそのようなものと合わせるとさらに良いかもしれません。
授業最後の講師からのコメント
富士通でもみなさんのアイデアと似たようなシステムを開発したことがあります。
1つ目は、酪農農家でテクノロジーを使って餌の量や室温を監視し、人が行かなくても見える化するようなシステムです。
2つ目は、事故や災害を地図上で見える化するシステムです。こちらのシステムは、見える化するだけでなく事故の原因を判断し、その原因に応じた対策を自動で提案するようになっています。
どちらのシステムも富士通だけでなく様々な企業や地区町村と知恵を出し合って開発しています。お互いの会社の得意なところを活かしながら協働しています。
皆さんが考えてくれたことはとても難しかったと思いますが、地域の困りごとをテクノロジーで解決していくことは大切なことです。ぜひこの経験をこれからの生活に活かしてもらえたらと思います。
富士通株式会社の授業 「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/fujitsutech/