10月31日(木)福島県郡山市立安子島小学校にて、株式会社ニチレイフーズとインターネットで繋がる遠隔授業「冷凍食品の技術を学んで今までにない新商品を開発しよう」を実施。

5・6年生の児童が冷凍食品のアイデアをニチレイの社員に発表しました。今回は福井県の南中山小学校・岡山県の弓削小学校のみなさんがリモートで見学してくれました。授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア①

アイデアのタイトル:煌く宝石!!御前人参チャーハン

アイデアの説明
郡山ブランド野菜のことを次世代の若い人にも知って欲しいと考え、甘くて野菜が苦手な人でも食べられるようなチャーハンにしました。御前人参は臭みが少なくカロテンなどのビタミンが豊富です。名前の「御前」は美しいお姫様からとったそうで、美しい色が特徴です。コーン、パプリカ、ネギも使ってとてもカラフルで食欲をそそるチャーハンです。

発表中の様子

講師からのコメント

講師1

発表ありがとうございました。御前人参はよく食べるのですか?

児童

そんなに頻繁ではないですが、イカ人参にすると甘くてとてもおいしいです。

講師1

カラフルで最初のインパクトを意識しているところが良いです。現実的な材料を使っているので実現できそうです。試しに作って食べてみてくださいね。

講師2

カラフルなところを宝石に例えた命名もすてきです。

講師3

なぜ人参を選んだのですか?

児童

色がきれいなこと、人参臭さが少ないので人参が嫌いな人でも食べやすいと思ったからです。

子どもたちの質問

児童

試作品が失敗したときはどうしていますか?

講師1

開発をしているとたくさん失敗します。失敗作は廃棄せずリサイクルして、豚や鶏の飼料になったり畑の肥料になったりします。

児童

開発するのにどのくらい時間がかかりますか?

講師2

長期間かけて開発するもの、短期で新作をどんどん作るものなど、場合によって違います。例えば私が開発していた「本格炒め炒飯」は工場の製造ラインから新規に作ったので、3~4年かけました。

講師4

1年で何種類もの味のバリエーションを作る場合もあります。年度初めに計画を決めて、2週間に1度くらいの頻度で新商品を発表します。一度に50種類もの試作品を作って、ひとつずつ食べながら開発していました。

質問タイムの様子
全体の様子

講師からのまとめのコメント

講師1

今日は発表を聞かせてくれてありがとうございます。楽しかったですか?今回は、商品開発を体験してもらいましたが、何気なく食べているものも実はいろいろな人がアイデアを考え、工夫して作っているんです。

私は、大人になって仕事をしてみたら意外と楽しいことがいっぱいあると気づきました。みなさんは勉強をしている最中ですが、大人になったら世の中のためになる、新しいことを生み出すような仕事をしてもらえたら嬉しいです。



ニチレイフーズ株式会社の授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/nichirei-jissen/

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