11月15日(金)都城市立今町小学校にて、キッコーマン株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業『しょうゆ塾 「自分たちの郷土料理を考えよう」』を実施しました。

キッコーマンのしょうゆ博士からしょうゆの作り方や郷土料理について学び、自分たちの考えた新しい郷土料理を企業の講師に向けて発表しました。子供たちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア①

郷土料理名 
ジューシーさあふれるピーマンの肉詰め

料理の説明
調理方法は一般的なピーマンの肉詰めですが、宮崎県の特産品をたくさん使うようにしました。

工夫したこと
宮崎県は全国で2番目に有名なピーマンの産地なので、肉詰めに使うお肉は宮崎牛を使っています。宮崎牛は全国で一位をとっています。 味付けは、国産の麵つゆを使いました。また、キッコーマンさんが出しているトマトケチャップやオイスターソースなどをつけて食べるのもおすすめです。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート

講師のコメント

講師

いくつか質問しますね。みんなとしては、ピーマンの肉詰めを麺つゆで食べることが一般的なんですか?

児童

今回はそうしましたが、ケチャップが多いかなと思います・・・。

講師

そうなんですね。少し調べてみたんですが、マヨネーズやポン酢といった食べ方もあるようです。こういう食べ方もあるんだなと思って驚きました。今回ピーマンの肉詰めを作ってみた人はいるかな?

児童

作ったことがある人は少ないです・・・。

講師

そうですよね。ピーマンの肉詰めは作るのがなかなか大変なんですよね。そう思ったときに、キッコーマンのホームページには、詰めなくてオッケーなピーマンの肉詰めのレシピが紹介されているので見てみてください。

子ども達の発表アイデア②

郷土料理名 
桃&マンゴーかけアイス

料理の説明
この料理に使っている材料は桃とマンゴーと醤油とチョコレートです。材料の中で宮崎県の特産品はマンゴーで、特産品になった理由はマンゴーが温度管理だけでなく、丁寧な収穫を行っているからです。作り方は、最初に桃とマンゴーのアイスをカップに入れて、キッコーマンさんのサイトにあった醤油かけアイスの醤油をアイスの上にかけて最後にチョコをトッピングすれば完成です。

工夫したこと
チョコを目とほっぺたにしたことです。キッコーマンの醤油はアイスに合わせるとさらに味が甘くなります。醤油はデザートにも活用できます。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

ありがとうございます。宮崎県の名産特産品マンゴーが出てきました。マンゴーはいつ頃収穫できるものなのか知っていますか?

児童

知りません。

講師

マンゴーの収穫期は基本的に初夏から夏にかけてのようです。宮崎県だと早いところでは5月ごろから収穫して8月ぐらいまで収穫しているということです。

講師

今回マンゴーに合わせた果物が桃ですが、桃を選んだ理由はなんですか?

児童

ちょっと淡い色だからです。

講師

色合わせかな?マンゴー自体は果肉がオレンジなので、ピンクや白っぽいということで桃を選んでもらったのかなと思います。

講師

チョコレートのアクセントをのっけていました。博士からの提案ですが、チョコレートは甘いものが多いと思いますが、果物がマンゴーと桃で甘いので、チョコレートはビターチョコレートを使うと合うのかなと思いました。

子どもたちの質問

児童

しょうゆを作るときに工夫していることはありますか?

講師

特に大切なのは、最初の麹を作るっていうところです。麹菌を育てるところをきちっとできないと、特に最初の3日間なんですが、きちっとできないと醤油作りが失敗しちゃうんですよね。下手すると、大豆が納豆になっちゃうということも、昔はあったそうなので、そこを特に工夫してます。特に人が触らないような形での工夫、そういったものがされてます。いまは工場で雑菌が入らない工夫があるので、そういうことは起こりません。

講師からのメッセージ

講師

実は私は、醤油塾の授業を小学校に届けるお仕事をする前に、営業というお仕事をしていました。自分の会社の商品をスーパーやドラッグストアさんに売るような仕事をしてたんですが、今回は少し違う仕事をすることができてよかったです。みんなの宮崎県を意識した様々な考えを知ることができて、貴重な経験をさせてもらったと感じています。今後も、ぜひ宮崎県の特産品と醤油をつかった料理について考えてみてほしいと思います。今日は本当にありがとうございました。

講師

郷土料理考えてそれを食べることによって、皆さんの地域の食の文化、地産地消ということに繋がります。SDGsの中でいうとフードマイレージの削減、余計なものを収穫しない・取らない、地元で買って地元で消費することで経済活性化、そして生活が安定するということにも繋がっていきます。最後にキッコーマンの食育は、皆さんの食事を美味しくするものとして醤油があります。みんなが楽しく仲良く食べることだったり、その食事のときのお手伝い、そして感謝の気持ちを表す挨拶、「いただきます、ごちそうさま」することで食事を美味しくすることができます。ぜひ皆さん、楽しい食事を学校やおうちでして、せっかく考えてくれた郷土料理を実現化してもらえたらなと思います。


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