11月22日(金) 西宮市立高須小学校にて、株式会社LIXILとインターネットで繋がる遠隔授業「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

トラブル:階段で転げる

このトラブルを選んだ理由
階段であそんでいる人や急いでいる人が階段でこけて、頭など大事な所をぶつけたら危険だから。

製品アイデアの説明
全体に滑り止めをつけ、さらに多少はけがを防げると考えて角にはやわらかいゴムを付けた。


発表用ワークシート
発表の様子

講師からのコメント

講師1

みんながコメントしていてチームワークが良かったです。角にクッションを置いたアイデアはいいですね。実はリクシルにも同じような商品があります。プロの開発者と同じ目線で考えてくれてすごいです。これからもこういった発想力を持ち続けてください。

階段で急ぐ、遊ぶといった「行動」そのものを防ぐアイデアも考えてみると良いですね。

講師2

危険を防ぐには「視認性」も大切です。例えば天気が悪くて暗い時に、クッションの部分が光るようにすると良さそうです。使う人の気持ちに立ってさらに工夫してみてくださいね。

質問タイムの様子

子どもたちからの質問

児童

商品の開発には何人くらい必要ですか?

講師

たとえばシャワートイレなら100人くらい。バスルームなら80人くらいです。部品ごとに開発するので多くの人が関わっています。

児童

リクシルはいつからありますか?

講師

リクシルという会社になったのは2011年です。みなさんと同じくらいの年ですね。ただ、昔からある複数の会社が集まって一つの会社になったので、元の会社はそれぞれ長い歴史があります。

授業最後の講師からのコメント

講師1

授業は面白かったですか?「なるほど」と感心するようなアイデアを発表してくれてありがとうございました。開発という仕事でお金をもらうのは大変です。着眼点はとても良いので、興味を持って日常よく使うものを観察してさらに工夫してみてくださいね。

講師2

商品開発はやりがいもあるけれど、人の命に係わる責任のある仕事です。楽なだけの仕事はないですよね。みなさんも将来、苦労もあるけれど「やりきりたい」と思える仕事を見つけてください。社会人になると、実は小学校で学んだことがすごく役に立ちます。どんな仕事をするにしても、基礎になる部分が分からないととても苦労します。今、勉強していること一つ一つを大事にして楽しく小学校生活を過ごしてください。

今日は面白くてユニークなアイデアで刺激を貰えました。本当にありがとうございました。


株式会社LIXILの授業 「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/lixil/

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