11月28日(木) 鹿児島県屋久島町立小瀬田小学校にて、株式会社LIXILとインターネットで繋がる遠隔授業「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア
トラブル:画びょう危険
このトラブルを選んだ理由
何かが当たったり、風が強かったり、差し方が緩んでいたりして画びょうが落ち、上履きに刺さっていたことが何回かあった。落ちていたところも見たから。
製品アイデアの説明
画びょうを刺すときは針になり、刺さないときにはカバーが付く商品。画びょうが掲示板から落ちると、途中でカバーがばね仕掛けで出てくるので、踏んでもケガをせず安全に生活できる。掲示板を変えてマグネットで掲示できるようにする。
講師からのコメント
「掲示板をマグネットが使えるようにする」で済まさずに、画びょうを使うためのアイデアをここまで作りこんで発表してくれたのが良かったです。小さいものなので技術的にも難しいとは思いますが、ぜひ大人になったら商品化して欲しいです。こだわり続けることは開発者にとってとても重要なことなので、この気持ちを大切にしていって欲しいです。
丁寧に作られた紙芝居で、イメージしやすかったです。私たちも新商品のプレゼンをするときは、聞いてくれる人の気持ちをつかむために可能な限り工夫しています。発表の方法以上に素晴らしかったのが皆さんのアイデアです。画びょうを安全に使うための方法をとことん突き詰めているのが良いですね。商品開発では、あきらめずに取り組んでいく意識が大切です。この気持ちをぜひ育てていってください。
子どもたちからの質問
今、人気の商品を教えてください
「サティス」というトイレが看板商品となっています。いろいろな機能がついていますが、なかでも汚れが付きにくくお手入れが簡単なのが人気の秘密です。
仕事をしていて嬉しかったこと、残念だったことは何ですか?
商品を購入して使ってくれたお客様から「買って良かった」「生活が楽になった」と言ってもらえた時は嬉しいです。逆に、あまり評価してもらえないと残念で悔しい気持ちになります。でも、そんな思いを次に生かそうとしています。
授業最後の講師からのコメント
みなさんの発表を聞いて、非常に明るく元気なこと、そして優しい気持ちが伝わってきました。相手の立場になって考える優しい気持ちは何をするにも大切にしてもらえたらと思います。
短い時間でしたが、皆さんがとても仲が良くて素敵な学校なんだなと感じました。商品開発は出来上がったもので喜んでもらえる面白い仕事です。ただ、どんな仕事でも厳しい面もあります。困難があっても続ける、乗り越える力を養っていってもらえたらと思います。
小学校で学ぶこと全てが将来きっと役に立ちます。これからも楽しい学校生活をすごしてください。
今日はどうもありがとうございました。
株式会社LIXILの授業 「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/lixil/