12月16日(月) 滋賀県甲賀市立甲南第三小学校にて、株式会社LIXILとインターネットで繋がる遠隔授業「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア
トラブル:渡り廊下と玄関のみざら(すのこ)
このトラブルを選んだ理由
渡り廊下や玄関でこけることが多いので原因を考えたところ、みざらの段差や隙間でつまずくことが分かった。
製品アイデアの説明
段差をなくすために、高さを調節できるようにする。ずれて隙間が空くのでみざらの足に滑り止めをつけたり、みざら同士をつなぐ金具を付けたりする。
講師からのコメント
アイデアを考える過程が素晴らしいですね。転ぶ、つまずくという危険をみつけ、それがなぜなのかという問題点を探す。そしてみざらの段差、ずれによる隙間という原因をしっかりとらえて改善策を考えてくれました。連結はすぐに出来そうですね。ただ、つなげてしまうと重くなって動かせず、掃除がしにくくなるなどのデメリットもあるかもしれません。そうすると、切り離しのしやすさも考えなくてはいけませんよね?トライアンドエラーで、改善点をまた見つけていってください。
改善策に二の矢三の矢があって、解決したいという思いがとても伝わってきて感心しました。開発の仕事をしていても、現物を見ていろいろな角度・視点からリスクを探します。探究心があって見習いたいと思いました。やってみることで自信もつくので、どんどん挑戦してください。
子どもたちからの質問
小学生の時に頑張っていたことは何ですか?
仲間をたくさん作ることです。また、小学校で教わった勉強は今でもとても役に立っているので、しっかり勉強して良かったと思っています。
座右の銘や大切にしている言葉があったら教えてください。
「努力は噓をつかない」です。たとえ成功しなくても努力したことは決して無駄にはならないからです。
「やりきること」です。途中でやめず、最後までやり遂げるようにしています。
「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」です。ピンチに陥った時こそ、挽回して良いことにつなげるチャンスだと思っています。
授業最後の児童の感想
今日はアイデアを聞いて、いろいろなお話をしてくれてありがとうございました。 僕は設計や開発の仕事に興味があるので、将来に向けてとても有意義な時間でした。いつか、ものづくりの仕事ができたらいいなと思いました。
株式会社LIXILの授業 「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/lixil/