11月25日(月) 和歌山県那智勝浦町立色川小学校の5・6年生が、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

タイトル : 動物が畑などを荒らさないためのプロジェクト「Stop Animals!」

アイデアの説明
畑をしている人や植物を育てている人が、動物が畑を荒らしてしまう困りごとを解決するアイデアを考えました。
まず、森にドローンなどで種をまきます。次に畑にセンサーをつけて、センサーが動物を認識すると大きな音が鳴る仕組みを作ります。また、動物が近くにいたら、画面にどこにいるかなどくわしく教えてくれます。
これらを行うことで、森に木が生えて、どんぐりや木の実を動物が食べて人里にはおりてこなくなります。そして、大きな音を聞いて動物が逃げるので、畑の被害がなくなります。動物も地域の人によって殺されることが減り、動物にとっても人間にとっても良くなると思います。

発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

はきはきとわかりやすい発表ありがとうございます! 動物被害が結構あるんですね。どんな動物ですか?

児童

シカやイノシシです。

講師

そうなんですね!森にドローンで種をまいて動物のエサを作ることによって、人にも動物にも優しい解決方法を考える着目点が良いと思いました。農家さんが困っているということ、みなさんの優しさも伝わってきました。

ちなみに、大きな音を出すということでしたが、それだとみんなもびっくりしませんか?

この前、京都の動物園に行って園長さんが言っていましたが、かばさんはバスが出発するときの音に反応して鳴いているそうです。不思議ですね。 今回もただ大きな音というだけではなく、鹿やイノシシが嫌いな音を見つけると、よりよくなるのではないか思いました。

子どもたちからの質問

児童

今回のようなアイデアを実行するまでの金額・時間はどのくらいかかりますか?

講師

実現するまでには、ドローンは何台必要なのか・どんな種類が必要なのか・地域の課題など、いくつもの課題を解決して、何回も実証実験を行う必要があるので、時間もお金もかなりかかると思います。

児童

ドローンが運べる重さはどのくらいですか?

講師

15キロ~2トンまで運べるようになっているそうです。

授業最後の講師からのコメント

児童

今日は、地域の困りごとを解決するアイデアを発表してくれてありがとうございます。

地域の困りごとが分かって良かったし、発表してもらったアイデアから、みなさんの優しさや地域を愛する気持ちやが伝わってきて嬉しかったです。 大人になると、経験上からできる・できないで考えてしまいがちなので、今回のように、これからもみなさんが新しいアイデアをどんどん考えて、伝えて欲しいと思います。そうすることで、動物や地球に優しい世の中になっていくのではないかと思います。

授業最後の様子

富士通株式会社の授業 「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/fujitsutech/

おすすめの記事