1月16日(木) 長崎県松浦市立上志佐小学校の5・6年生がTOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう!」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子ども達の発表アイデア
アイデアのタイトル:小さい子がより使いやすいトイレ
アイデアの説明
私たちは、小さい子を対象に、周りのことも気をつけながらこのアイデアを考えました。
便座の大きさは、大人も使えるように大人の使う大きさにして、トイレの前に踏み台を置き、小さい子どもも座れるようにしました。また、小さいときに便座にはまって抜け出せなくなったことがあったので、それを防ぐために蓋を二段階にして、一枚閉めれば穴が小さくなり、もう一枚で完全に閉まるようにしました。そして、流し忘れを防ぐため、自動で流れる機能をつけました。
部屋の工夫としては、子どもが楽しめるように、男子は水色の便器に星の壁紙、女子はピンクの便器に花の壁紙にしました。さらに、小さい子どもでも開けやすいようにスライドドアにし、電気も自動でつき、水道も手をかざしたら自動で流れるようにしてあります。
赤ちゃんが使えるコーナーについては、抱っこしても開けられるよう自動ドアにしました。
おむつ替えのコーナーには、隣に荷物置きのスペースと、壁にお尻ふきをつけました。後ろにおむつなどを捨てられる自動ゴミ箱があり、手が汚れてもすぐに綺麗にできるように、すぐ近くに水道もつけました。


講師のコメント

便器の穴に落ちたことある経験を元に考えたり、男の子・女の子で部屋の色を変えたり、おむつ替えの備品や設備を工夫したりするなど、たくさんアイデアを出していただいたと思います。工夫もよく考えられていて、とても良い発表でした。
TOTOにも子ども用のトイレがありますが、1~2歳用・3~5歳用など、子どもの体に合わせて便器を小さくしています。穴も小さくなっていて、落ちないようになっています。また、水を流すときも、力がなくても押せるようレバーの工夫をしています。また、トイレも汚くならないように、汚れがたまらないような工夫をして掃除も簡単にできるようにしています。
小さい子どものためにたくさんの工夫を考えてくださり、ありがとうございました。
子どもたちからの質問

普段どんな思いで仕事をしていますか?

便器や洗面化粧台など、みなさんの身の回りの設備を作る会社なので、それらの商品を提供して、お客様の満足や笑顔につながるようにしたいと思っています。
営業する人や商品の作る人など、会社の中の人たちの立場はさまざまで、直接お客様に関わる場合やそうではない場合もありますが、みんな同じ思いです。

浮いているトイレは、何キロくらいまで耐えられますか?

トイレの下が掃除できるように浮かせたトイレですね。
丈夫な補強をしており、220kgぐらいまで耐えられるようにしています・
お相撲さんでも座れます。

授業最後の講師からのコメント

たくさんの工夫を考えていただき、どれも良いアイデアだったと思います。
どの班の発表も大きな声で話してくださり、とても伝わりやすかったです。
みなさんありがとうございました!
TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。