1月23日(木) 宮崎県都城市立菓子野小学校にて、株式会社LIXILとインターネットで繋がる遠隔授業「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

トラブルドアのレール(段差)

製品アイデアの説明
下級生や、話などをしていて周りを見ていない人が、つまずいたときに顔から転んで大ケガになってしまうかもしれないトラブルを防ぐためのアイデアを考えました。 人が近づいたときにレールを光らせることによって、通る人に気づかせ、ケガを防ぐことができます。

発表用ワークシート
発表の様子

講師からのコメント

講師1

ありがとうございます。

元気で、とてもわかりやすい発表でした。素晴らしいアイデアですね。

下級生の立場になってどんな危険があるか考えたということも、ものづくりの着眼点として良かったと思います。高齢の方でも使えるアイデアだなと思いました。

そこからさらに、どのようにすればもっと多くの人が便利に使えるようになるかを考えていけるとより良いのではないかと思います。例えば、目が不自由な人が通ったら、光るだけだと段差に気がつきませんね。そうしたら、近づいたら音が出るようにしたらどうでしょう。その音は、どのくらいの距離から聞こえたら良いでしょうか。ぜひ、こうした考えも取り組んでみてください。

講師2

対策前・対策後の絵のかき分けがわかりやすく、上手だなと思いました。アイデアが一目で分かるために、絵はとても大切です。

また、ドアのレールの段差が下級生にとって危険だよねと、細かいところに気づいたところも良いですね。こうした小さな危険を変えていくことによって、安全な環境ができると思います。

子どもたちからの質問

児童

大切にしていることは何ですか?

講師1

困った人を助けることを大切にしています。

実際に使っている人の環境のなかで、困ったことをどう解決すれば良いかを考え、「困りごとが解決できた」と喜ばれると嬉しく思います。

児童

商品を作るときに気をつけていることは何ですか?

講師2

商品を使うことで困りごとを解決してもらうことが大切ですが、その前に第一に商品を使ってケガをしないように「安心安全なものを作って、便利に使ってもらうこと」に気をつけています。

質問タイムの様子

授業最後の講師のコメント

講師1

今回、校舎内の危険を見つけて、自分だけではなく下級生の立場になって考え、良いアイデアができたと思います。商品を作るうえでは、不便なこと・困りごとを解決するための方法について、いろいろな想像力を働かせて考えることがとても大切です。

今回、同じ事を学校の困りごとからアイデアとして考えていただきましたが、今回の経験をぜひ将来のお仕事につなげてもらえたらと思います。

講師2

どの班も元気な発表でとてもわかりやすかったです。

すべてのアイデアを考えるうえで一番大切なのは「困っていることは何か」を考えることです。困っている相手に対しての気遣いや優しい気持ちをずっと大切にしてください。 また、今回のアイデアや発表は、班のみんなが話し合うことで、できるようになったと思います。これから中学校・高校と成長した時に、今回発表した経験は大切な糧になると思いますので、ぜひ今後に生かしてください。

講師3

この授業では、みんなの困りごとを考えながら、物を開発するのはどういうことなのかを考えていただきました。

さらに、みなさんの身の回りでどんな危険があるか考えてもらう「危険予知」も勉強できたのではないかと思います。

これからみなさんが社会に出たら、ケガだけではなく、自然災害やネット上などさまざまなリスクが出てくると思います。それを事前に防ぐために、今回の勉強が役に立てばと思います。

今回、班のみんなと話し合ってアイデアを作り、発表までできました。これから新しい環境で新しい仲間ができても、自信を持って話ができると思います。これからも仲間を大切にしながら、強い気持ちを持ってステップアップしていってください。


株式会社LIXILの授業 「学校の安全を保つための製品企画を考えよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/lixil/

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