6月5日(木) 茨城県水戸市立大場小学校にて、TOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう!」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

アイデアのタイトル:だれでもつかえるトイレ

アイデアの説明
私たちはしょうがいのある人向けにだれでもつかえるトイレを考えました。空港や大きな施設にあるトイレをイメージしました。工夫したところは4つあります。1つ目は自動ドアです。「閉まりました」「開きました」と音声で読み上げます。これで目が見えない人も安全に使うことができます。2つ目は点字ブロックです。これがあることによって目が見えない人の安全がさらに上がります。3つ目は水色の床です。見た目を水色にするとキレイに見えるし、汚れが見えにくいです。4つ目はオストメイトです。ドアの近くにおくことで使いやすくします。

発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

目が見えない方、耳が聞こえない人など様々なしょうがいをもつ方々に対する工夫が見られるアイデアでした。特によかったのは、転倒の危険のためにボタンを2つ設置したところです。転倒する可能性があって、危険なところは便器の近くだと思うので、仮に左側に倒れてしまって右だけに緊急用のボタンがあると、押すことが難しいことがあります。反対側に倒れた場合も同じですね。それを予防するために2つの緊急用ボタンを作るのはとてもよいアイデアだなと思いました。また、床を水色にしたというのもよいアイデアだと思いました。少し紹介すると、渋谷区の公共施設のトイレで透明だったりスモークで見えないように工夫されたりしたトイレ(※授業では画面共有で紹介した)は、色や透明度という点で非常に興味深いものだと思うので、調べてみてください。みなさんの考えにも近いと思います。

子どもたちからの質問

児童

なぜTOTOで働こうと思ったのですか?

講師

きっかけはお家のキッチンがTOTOのものだったんですが・・・それがすごく使いにくかったんです。食器洗いをすると、背中がすごく痛くなったりしたんですね。母親の身長にあわせて作られていたので、私の身長にあってなかったです。こういうところを改善して、誰もが使いやすいものを作りたいと思ったのがきっかけです。

児童

TOTOで自慢できるものはありますか?

講師

先人からの教えで「どうしても親切が第一」というのがあるんですね。社員全員がこの言葉を頭にいれている。社員はこの言葉通りに動いているんですね。お客様に喜んでもらえるものをつくり、売っていく、毎日仕事をする。もちろんそれぞれの商品の自慢はあるが、一番基礎はここにあるのかなと思います。

質問タイムの様子

授業最後の講師からのコメント

講師

最後のTOTOが「目指すのはどんな世界か」というところを最後に伝えたいと思います。「きれい・快適・健康」を実現する。「すべての人の使いやすさを追求する」ということを目指しています。これはSDGsにも関わってきます。みなさんも今日の授業をきっかけにしてSDGsについて考えながら勉強してほしいと思います。今日はありがとうございました。



TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。

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