6月18日(水) 福井県小浜市立小浜美郷小学校にて、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

アイデアのタイトル:小浜のお店しょうかいアプリ

アイデアの説明
小浜市は、人気のお店とそうでないお店があることが地域問題だと思いました。そのため、小浜市のお店を知らない人や、人気店の行列にストレスを抱えている人を対象にした「小浜プラス」というアプリを作ろうと思いました。お店に行く前に混雑度がわかったら便利だと思ったからです。小浜の魅力をさらに発信していきたいという理由でこの名前にしました。テックカードは、「見える化」「自動化」「つながる化」の全てを使いました。

アプリの内容の1つ目は、お店の混雑度がリアルタイムで確認できることです。混雑度が確認できるお店は、人気のお店とそうでないお店が対象です。2つ目は、お店の紹介です。これは全てのお店が対象です。3つ目は、評価(口コミ)です。口コミはお店の紹介と同じページに表示されます。

このアプリを作るうえで、どうすればお店の混雑度がアプリで確認できるようになるか分からなかったので教えてください。

発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

発表を聞いていて、このアプリが今すぐにでも欲しいと思いました。お昼休みにお店にご飯を食べに行きましたが、出かける時に「混んでいたらどうしようかな」「授業に遅刻したら嫌だから空いているお店はないかな」「空いていなかったら次のお店を探さないといけないな」と悩んでいました。でもこのアプリがあれば、出発する前に空いているお店を確認することができるので、お店選びに迷うことなく出かけられます。人気のお店とそうでないお店の混雑度をリアルタイムで見られるは本当にいいですね。口コミは全てのお店が対象なので、さまざまなお店が確認できて良いと思います。

質問にお答えします。今皆さんがカメラの前に6人映っていますよね。これは人が見ればすぐにわかります。実はAIも同じです。そのため、お店にカメラを設置すれば、AIが「混んでいる、空いている、席が何個空いている」ということを判断することができます。しかし、カメラの映像を人が確認してしまうと、どこのお店に誰がいるというのが分かってしまい、プライバシーの問題になってしまいます。AIであればそのプライバシーの問題をクリアできるので実現性が高いと思います。 皆さんの発表をどこかの会社や学校のHPで紹介したら、「私の会社でやってみたいのでアイデアを貸してください!」という声がかかるかもしれないですよ?それくらいとても良いアイデア発表でした。

授業最後の講師からのコメント

講師

みなさんの発表がとても素晴らしくて、私もコメントに力が入りました。

ただ、みなさんの発表の中で1つ気になった点がありました。「小浜に有名なものがない、魅力がない、楽しいところがない」という困りごとを挙げてくれていましたが、全くそんなことはないと思います。有名ではないのかもしれないけれど、行ってみたい!体験してみたい!と思えるとても素敵な場所だと思いました。皆さんが発表してくれたアプリなどで日本中、世界中に発信したらどんどん人が集まってくるのではないかなと思いました。観光地を巡るだけではなく、農業を体験したり古民家に泊まったりしてみたいなと思わせてくれる素敵な発表だったと思います。心が動かされました。楽しかったです。ありがとうございました。



富士通株式会社の授業 「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/fujitsutech/

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