10月1日(水) 上越市立上雲寺小学校にて、キッコーマン株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業『しょうゆ塾 「自分たちの郷土料理を考えよう」』を実施しました。
キッコーマンのしょうゆ博士からしょうゆの作り方や郷土料理について学び、自分たちの考えた新しい郷土料理を企業の講師に向けて発表しました。子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア①

郷土料理名
サメの塩こうじ汁

料理の説明
【工夫したこと】
・汁にしょうゆを少し入れることでコクがでるようにした。
・サメの塩こうじには、かつおだしを使用した。


【料理の説明】
上越で昔からよく食べられているサメと上越野菜をたくさん使った郷土料理を考えました。実際に作って食べてみた感想は、塩こうじに漬けたサメが柔らかく、白玉も味が染みていて美味しかったです。かつおだしとしょう油を使ったのでとてもいい匂いがしました。しょう油を倍量入れてもよかったなと思いました。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート

講師のコメント

講師

まず、サメを使った料理にびっくりしました。普段、お家でもサメを使った料理を食べますか?

児童

たまに食べます。給食にも出ます。

講師

なるほど。サメ料理をなかなか食べたことがないので食べてみたいなと思いました。塩こうじとしょうゆを使ってサメを調理してくれましたが、焼きましたか?煮ましたか?また、白玉団子を入れてくれた理由は何ですか?

児童

汁と一緒に煮ました。上越のもち米も、料理に使えたらいいなと思って白玉団子を入れました。

講師

なるほど。もち米を使っていたんですね。では、栄養バランスについて聞かせてください。エネルギーの黄色、体を作る赤色、調子を整える緑色がありますが、サメは何色の食材になると思いますか?

児童

赤色です。

講師

そうですね。黄色の食材や緑色の食材もたくさん使っていて、栄養バランスがとても高い郷土料理になっていると思いました。このメニューはいくらで売りたいですか?

児童

150円です!

講師

150円!?10杯くらい買いたいなと思っちゃいました。いろいろな食材を使用しているので、ごはんも付け合わせたら800円、1000円でも買ってくれる人がいると思いますよ。上越の食材をたくさん食べられるので実際に食べてみたいなと思いました。発表ありがとうございました。

発表の様子

子どもたちの質問

児童

キッコーマンさんは創業から何年経っていますか?

講師

キッコーマンという会社が出来たのは今から100年以上前の、1917年になります。ですが、会社が出来る前からしょうゆ作りは始まっていたので、江戸時代の初め(350年前くらい)からしょう油作りが始まったとされています。

質問タイムの様子

講師からのメッセージ

講師

今回皆さんに郷土料理を考えてもらい実際に調理して食べてみてもらいました。これは、和食文化の継承や地産地消によるフードマイレージの削減に繋がっています。また、一緒に仲良く食べたり、いただきますやごちそうさまの挨拶をしたりすることもとても大切です。今後も、地元の食材やしょうゆを使った郷土料理を作るチャレンジをしてみてくださいね。


キッコーマン株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

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