12月8日(水) 北海道北見市立上仁頃小学校にて、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと遠隔授業「アーティストをプロデュースしよう」を実施しました。 子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

  • キャッチコピー : 届け!エール!
  • アイデアの説明
    私たちはこの曲を何度も聞いて、「あたたかな歌詞」であること・「ランランラン♪」などかわいい印象を感じました。さまざまな行事など楽しい時間が無くなってしまった学生や、飲食店・医療従事者など、今のコロナ禍で困っている人たちに、この曲を聴いてもらって元気になってほしいと思いました。 さまざまな状況で困っている人が、足立佳奈さんに元気づけられて最後には笑顔になっていく様子を、衣装や風景を暗い色から明るい色に変化させることで表しています。
発表の様子

講師との対話

講師①

すごく熱意のある発表でした。歌詞にあわせていろいろな場面のイメージがあり、時間をかけて考えてくれたことが伝わってきました。

講師②

この曲をたくさん聴いて、歌詞の意味を考えて発表してくれたのがすごいと思います。

このグループの良かった点は、全体的に歌詞の意味と衣装のイメージを具体的に考えてくれたことです。例えば、「コロナ禍で困っている人は学生や飲食店・医療従事者である」「表情の変化を、衣装などで暗い色から明るい色に変化させる」「落ち込んでいる学生の衣装をセーラー服にする」…などです。こうした具体的な内容を伝えてくれることで、よりイメージを思い浮かべることができました。

いかに相手に具体的に伝えるかは、いま私が仕事をするときにも考えなくてはいけないことです。それを小学生の皆さんがしっかり考えているのがすごいなと思いました。

講師①

ちなみに、キャッチコピーはどうやって決めましたか?

児童

短い言葉でないといけないと思ったので、曲を聴きながら話し合って決めました。

講師①

なるほど。短くてもみんなの心に響くような良いキャッチコピーだと思います。

素敵な発表ありがとうございました。

子どもたちの発表アイデア

  • キャッチコピー : 楽しい世界に連れ出すから、前を向いて!
  • アイデアの説明

この曲は、歌詞が全体的に明るく、あたたかい曲調だと思いました。私たちはこの曲を通して、「どんなにつらいことがあっても、その『辛い』を乗り越えれば『幸せ』が待っているよ!」と伝えたいと思い、曲の中にストーリーを作ることで、プロデュース案を考えました。ストーリーの内容は、不登校で悩んでいる人を、足立佳奈さんがいろいろな場所に連れて行って学校に行く勇気を与えてあげるというものです。

足立さんの衣装は、白いワンピースなど、お姉さんのイメージを出しています。一方で主人公(学生)の衣装として、地味な色味のパジャマでなかなか学校に行けていない雰囲気を表しています。その中でカウ柄のパンツは、北海道の宣伝も兼ねて入れてみました。 足立佳奈さんが連れて行く場所としては、海のきれいなパラオのオモカン島のロングビーチや、撮影がしやすそうな浅草の花やしきを考えました。

発表の様子

講師からのコメント

講師①

グループで息の合った、わかりやすく楽しいプレゼンありがとうございました。こちらのグループも、曲をたくさん聴いて考えてくれたんだなということがよくわかりました。

講師②

まず、キャッチコピーが上手だなと驚きました。先ほども言いましたが、キャッチコピーは短いキーワードで興味を持ってもらうことが大切です。たくさん曲を聴いて考えてくれたんだなということがよくわかりました。

また、足立佳奈が主人公を連れて行く場所として、オモカン島のビーチや花やしきなど、撮影のことも踏まえて現実的に考えてくれていたのも良かったと思います。

自分たちのストーリーが上手くMVに乗っていて、具体的かつ面白いプロデュース案でした。ありがとうございました。

子どもたちからの質問

児童

ソニーミュージックに入社するために、やっておいた方がいいことはありますか?

講師②

特にこれといったものはありませんが、これから皆さんが生活する中で、面白い・興味があると思ったことをたくさん吸収することだと思います。

私は音楽が好きで、これまで音楽をたくさん聴いていて、その後ソニーミュージックに入社しました。例えば、ケーキのおいしさを伝えるとき、自分も食べてみないとその良さはわからないですし、自分が一番好きでないと、伝えることはできないと思います。

皆さん音楽が好きということですので、たくさん音楽を聴いて、人にすすめたりしながら、好きを極めていってください。

児童

仕事をしている中で、一番印象に残っているアーティストは誰ですか?

講師①

私は、乃木坂46です。人数が多いからこそ、チームとして一丸で頑張っているオーラをすごく感じ、良い刺激をもらいました。

講師②

私はUVERworldです。 もともと個人的に好きだったのですが、入社してから、たくさんの人に聴いてもらえるための提案を彼らに見てもらうことができました。こうしてアーティストに貢献できてよかったということから、印象に残っています。

ソニーミュージックの講師からのメッセージ

講師①

今日はありがとうございました。ぜひこれからもソニーミュージックをはじめ、いろいろな音楽を聴いてください!


このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。

感動体験プログラム:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/


ソニーミュージックの実施授業の詳細は、こちらのページにて確認できます。
https://progaku.com/sme-jissen/

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