学校を中心としたキャリア教育の推進のために、教育関係者(学校や教育委員会等)と行政(首長部局等)や地域・社会(NPO法人やPTA団体等)、産業界(経済団体や企業等)が連携・協働して行う取組を奨励・普及するため、平成23年度に文部科学省と経済産業省が共同で創設した表彰制度です。今年度は、審査委員会による厳正な審査の結果、最優秀賞1件、優秀賞3件、奨励賞2件が選出され、弊法人は優秀賞を受賞しました。

経済産業省 「キャリア教育アワード」についてはこちら

審査内容となったプロ学の取り組みを要点のみ一部ご紹介します。

プログラム名
地理的な制約を持つ地方の小規模校と企業が協働して実施する遠隔問題解決型のキャリア教育

取組の内容
[プロフェッショナルをすべての学校に]
企業のプロフェッショナルとすべての学校をつなげるというミッションのもと2018年から活動を開始しました。これまでに北海道から沖縄まで全国で累計250校以上の小規模校でテレビ会議ツールを使った授業を無料で実施しています。

支援した組織等・人数

以下の企業を軸として主に社会貢献事業の部署の方と協働で取り組んでいます。

ソニーグループ株式会社 / 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント / 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント / TOTO 株式会社 / 株式会社ニチレイフーズ / 株式会社デサント / 株式会社モスフードサービス / キッコーマン株式会社 / 富士通株式会社 / 株式会社LIXIL / 株式会社カプコン

●審査コメントより一部抜粋
※都市部でなく地方を主にオンラインを活用した出張授業の運営がされていることは非常に価値がある。山間部等の子どもたちにとってのこうした学びは、将来の仕事に対する選択肢を確実に広げるものである。教育格差是正という理念をもち、取り組まれていることに共感できる。

※地方の小規模校をターゲットにして多様な大人とコミュニケーションする機会を提供するという理念が明確であり、地域の学校のニーズに的確に応えるプログラム。企業任せではなく、企業と協働して開発した教材に基づき教師がメインに授業する形で、教員と企業の講師の適切な役割分担、協働の下で取り組まれている。

※インプット・アウトプットで3コマという流れにも独自の実績と効果がうかがえる。人口減少社会でのキャリア教育の価値創出に繋がっている。


一般社団法人プロフェッショナルをすべての学校に は、今後も小規模校のキャリア教育格差の是正を目的とし、企業との連携しながら遠隔授業を活用して問題解決型のキャリア教育プログラムを提供しています。


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