2月7日(火)、佐伯市立松浦小学校の皆さんに、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のロボットトイ「toio™(トイオ)」を使って「新しいあそびをつくる」ミッションに挑戦していただきました。

子どもたちが考えた「新しいあそび」のアイデアと、そのアイデアをtoio™の開発者である講師に発表する様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

あそびのタイトル:障害物リレー

あそびの説明 
用意するもの: ダンボール、紙、ひも

ひもでコースを作り、途中にいろいろな障害物を作ります。チームごとに分かれて、障害物を乗り越えて一周したら次の人にリモコンを渡します。最後の人が早くゴールした方の勝ちとします。なるべく止まらずに進むのがコツです。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
プレゼンの様子

講師との対話

講師

凝ったコースで楽しいですね。このアイデアにした理由は何ですか?

児童

障害物をよけるのが楽しそうだからです。

講師

タイムを計って競争するのも楽しいかもしれません。達成感やゴールする楽しさが味わえます。ひもでコースを作ったのが面白いですね。なぜひもを使ったのですか?

児童

ダンボールで作るより簡単で、toio™が通れない高さだったからです。

講師

良い素材を見つけ出してすごいです!回転扉も面白いですね。作っている途中で大変だったことを教えてください。

児童

toio™が登れる坂を作ろうとしたけれどうまくいかず、分度器で測りながら作ったことです。

講師

そうですね。実験を重ねていくのは大事です。

児童

コースの内側は距離が短いけれど、外側より障害物をよけるのを難しくしたことです。

講師

ひもで作った障害物が細かく工夫してあって良いですね。

児童

回転扉が上手く回るようにストローを使ったりしたところです。

講師

なるほど。toio™で押せる力と回りやすさのバランスですね。チャレンジしたくなる障害物になりました。難しかったからこそ、工夫して上手くいくのが分かったのではないでしょうか?

子どもたちからの質問

子どもたちの質問① 
なぜ今の仕事を選びましたか?

講師のコメント① 
自分が考えたことを形にしたり遊んだりし、それをみんなに届けられるのが楽しそうだったからです。もともと、ロボットのようにいろいろな技術が集まっているものが好きでした。小学生の頃から楽しかったことを今も続けています。

子どもたちの質問② 
ゲームを作るうえで気を付けていることは何ですか?

講師のコメント② 
私はゲームそのものを作っているわけではないですが、作る人はみんな同じだと思います。まずは楽しいこと、安全に長く楽しめること、そしてわかりやすいことです。難しい説明がいらないと良いですよね。作ったものを実際に様々な人に遊んでもらって、たくさんテストすることが大切です。

授業最後の様子

toio™開発者からのメッセージ

今日はどうもありがとうございます。将来、作ってみたいという人もいて嬉しかったです。人を喜ばせる仕事は他にもたくさんありますが、「楽しいかどうか」はなかなか正解がないものです。作るだけではなく、実際にやってみないとわからないところがあります。ですから、とにかく試してみてください。

ものを自動で動くようにするには、自分はどう考えて動かしていたかを振り返ることが必要です。その手順をプログラムしてみるのも面白いですよ。

どんなことでも、人を喜ばせることは価値のある仕事だと思います。



SIEの授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/sie/

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