6月7日(水) 宮崎市立青島小学校にて、ソニーとインターネットでつながる遠隔授業「MESH™ で発明家にチャレンジ!!」を実施しました。
MESH™は、あったらいいなをカタチにする、ソニーのIoTブロック。「学校生活をもっと便利にするためには、どうすればよいだろうか?」というミッションのもと、小学5・6年生の計36名がMESH™開発チームの社員に対してアイデアを発表しました。授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
授業の詳細はこちら http://pro-school.main.jp/sony-mesh/
子どもたちの発表アイデア
アイデアのタイトル: 2班
アイデアの説明
青島小学校では、廊下のはさみ歩行(はしらない、さわがない、みぎがわ通行)を呼びかけています。
それをMESH™でやりたいと思って作りました。仕掛ける場所は廊下や階段です。人感センサーで人を感知します。足音や声が大きかったら、「はさみ歩行を守ろう」と伝えるレシピを考えました。
使用したMESHブロック
ボタン / LED / 動き / 人感 / 明るさ / 温度・湿度
- アイデアがまとめられた発表用ワークシート
講師からのコメント
ありがとうございます。レシピは人感センサーだけではなくて、マイクブロックも使って作ってくれたのですか?
そうです。
今回、はさみ歩行ができていない人を注意するアイデアを考えてくれましたが、みなさんは、はさみ歩行を守れていますか?
守れていなかったり、守れていたりします。
今回ははさみ歩行ができているかを判定して、注意を促すアイデアを考えてくれたのは素晴らしかったと思います。一点、よりよくするためのアドバイスとして、守れない原因を深く考えるとよいなと思います。もしかしたら、守れない事情があって、はさみ歩行を守れていない可能性もあります。だから、「どうしてはさみ歩行を守れなかったのだろう?」ということを考えると、さらに深い理解につながると思いました。
子どもたちからの質問
MESH™をなんで作ろうと思ったのですか?
では、MESH™開発の背景をお話しします。開発者の一人は、朝起きられないことに困っていました。そこで「もし、近くで鳴って、止めるためのスイッチが遠くにある目覚ましがあればいいな」というアイデアを考えましたが、実現するためにはプログラムを考えたり、電気工作をしたりしないといけないため、大変そうだと感じていました。
このような、日常に潜むみんなのアイデアを実現しやすくするために作られたのがMESH™です。
開発者が朝起きられなかったからこそ生まれたものなのです。
車に使われているプログラミングはどこにありますか?
例えば、車によっては自動ブレーキの機能があります。自動ブレーキは、車についているセンサーが人を感知して、ブレーキがかかる仕組みになっていますが、これはプログラミングによるものです。
車には他にも多くのプログラミング例があるので、「もしかしたら、車のこの部分にもプログラミングが使われているのではないかな?」と考えてみると面白いかもしれません。
他のMESH™ブロックを作る予定はありますか?
今あるブロックは、動きや、明るさ、温度・湿度などですよね。実はもう一つ、グレーのMESH™があって、これを使うとオリジナルのセンサーを作ることができます。そのため、「私たちがこれからどういったMESH™を作るか」ではなく、みんなの中で「こういうのがほしい」というアイデアから新しいMESH™ブロックを作ることができるようにするところに力を入れています。
講師からのコメント
素敵な発表ありがとうございました。
学校の生活をよりよくするためのアイデアを考えてもらいましたが、楽しかったですか?
今回は授業で考えてもらいましたが、みなさんが普段生活をする中にも、「もっとこうしたらいいのに」という部分が潜んでいます。そういった部分を注意深く見ることができるようになってほしいと思います。
今日みなさんがやったのは、ものづくりであり、開発です。こういったことが楽しいなと感じてくれたら、ぜひ、将来プログラミングの仕事についてくれるといいなと思います。
今日はありがとうございました。
このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。
感動体験プログラム:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/
MESH™:https://meshprj.com/jp/
「MESH™で発明家にチャレンジ」の授業の詳細はこちらをご覧ください。
http://pro-school.main.jp/sony-mesh/