12月17日(木)に岐阜県郡上市立川合小学校6年生12名と、株式会社デサントと課題解決型授業「新しいスポーツウェアを考えよう」を遠隔授業で実施いたしました。

今回の授業レポートでは、子どもたちが発表した内容を中心にお伝えします。

子ども達の発表アイデア1

アイデアのタイトル:温度調整ができ男女ともに着ることができる体操服

  • アイデアの説明
    川合小学校のある郡上市は、夏は暑く、冬はとても寒いので冬用の体操服が必要だと考えました。また学校で統一したデザインにすることで男女関係なく、仲間の絆を表現しました。
    デザインは、冬でも暖かい黒、郡上市は清流の街なので水の流れをイメージした水色をデサントのマークとロゴに入れました。また、桜街道をイメージした桜色を袖やチャックの部分にいれてみました。

    水色と桜色が入ることで、男女両方が着れるような色にしました。

    また、冬や夏にも対応できるように、肩や肘の部分をチャックで取り外せるようにしました。
アイデアがまとめられた発表用ワークシート

講師からのコメント

地元の特徴を生かしたカラーがいいと思いました。皆さんの愛着が沸くようなカラーだと思いました。また、男女どちらでも着用できるというアプローチもよかったように思います。
みんなで着れるカラーを選んでいくことで、統一感が生まれますね。

子ども達の発表アイデア2

アイデアのタイトル:汚れが目立たず、暑さにも寒さにも対応できる体操服

  • アイデアの説明
    カラーは、男女が着られるように紺色にし、郡上の山々をイメージして斜めに色を変えてみました。
    また、デサントマークには長良川の鮎を入れました。このマークは気温に応じて色が変化し、熱中症への注意を知らせてくれます。
    温度計で気温を計らなくても、熱中症の危険を知ることができ、健康管理に役立ちます。

    夏用の体操服はリバーシブルにしてみました。学校では図工などの授業で白い体操服を汚してしまうことがあります。そこで体操服の裏を紺色にして、体操服を汚してしまいがちな授業でも安心して着られるようにしました。
アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表時の様子

防水素材についての紹介

講師からのコメント

汚れの目立ちやすさや温度への対応など、解決したいことに対してアプローチできていてよかったです。
汚れについては、リバーシブルだけでなく、素材を変えることで対応できることもあるので紹介させていただきました。
また、リバーシブルや、温度変化がわかるような仕掛けなど、アイデアが特徴的で面白かったです。こういったアイデアを実現するために、どんな材料が必要であるかなど、深堀していくと、実現していけると思います。

子ども達からの質問

仕事をしていて楽しいなと思った経験はありますか?

楽しい経験はたくさんあります。その中で具体的にお話すると、チームや選手に対して商品や企画を提案をする仕事をしているのですが、そのチームや選手が良い結果を残したときに、選手やチームのパフォーマンスを支えていることができているという実感が生まれてきます。
そういう時は、とてもうれしいです。

どのような想いで仕事をしていますか?

「とことんやる」という気持ちで仕事をしています。コロナによって、オリンピックが延期になったり、仕事をしているなかで、予想不可能なことがいろいろ起きています。そういった状態でも、自分が今できることは何か?と考えて、できることをとことんやっています。


株式会社デサントの授業の詳細はこちらをご覧ください。
pro-school.main.jp/descente/

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