1月13日(水) 鳥取県日南町立日南小学校にて、TOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう!」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子ども達の発表アイデア1
アイデアのタイトル:Automatic toilet(オートマティックトイレット)
- 班名 : 黄
- アイデアの説明
オリンピックやパラリンピックに向けて、どんな人でも使える自動のトイレを考えました。ドアの幅は車いすでも余裕があります。開閉用のドアボタンは上と下にあって背が高くても低くても使えます。便器の高さもボタンで変えられます。赤ちゃんコーナーがあり、おもちゃも用意してあります。ベッドはボタンで開くので使わない時は邪魔になりません。車イスを置くスペースや点字ブロックも有ります。
講師からのコメント
まず、タイトルがカッコイイ!外国人にわかり易いですね。ドアのボタンが上と下にありますが、上は立っている人向け、下は車イスの人向けとも考えられます。赤ちゃんコーナーや車イスをとめる場所があるのも、よりいろいろな人が使えるようにと考えていて良いと思います。ただ、点字ブロックは曲がっていると良くないので、直線にすると使いやすくなります。使う人の気持ちに立って考えるのが大切です。素晴らしいトイレでした。
子ども達の発表アイデア2
アイデアのタイトル:つかいやすいトイレ
- 班名 : 青
- アイデア説明
体が不自由な人でも使いやすいトイレを考えました。まず、目が見えにくい人の為に点字ブロックを置きました。ボタンを押すとドアが開きます。車イスや杖を置くところがないと困るので、車イス置き場と杖立を付けました。荷物置き場も有ります。
講師からのコメント
確かに、車イスや杖を使っている人にとっては置く場所が必要です。また、パブリックトイレの特徴は外にあるという事です。家にいるのと違って、旅行・買い物などで荷物を持っていることが多いですよね。それを考えてくれたのが良かったです。ボタンで開くドアは力がいらないので使いやすいですね。将来はAIでもっと暮らしやすい世の中になるかもしれません。いろいろな場面を想定して考えているのが良かったです。
TOTO株式会社の講師からのメッセージ
私たちTOTOは、ラクにつかえる、操作しやすい、ここちよい、えらべる、安全で安心という5原則でユニバーサルデザインを考えています。今回、皆さんにはパブリックトイレについて考えてもらいましたが、トイレだけでなく、いろいろなメーカーが使う人のことを考えていろいろな製品を作っています。
TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。