2月4日(金) 佐川町立斗賀野小学校にて、株式会社デサントとインターネットで繋がる遠隔授業「新しいスポーツウェアを考えよう」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子ども達の発表アイデア
- アイデアの説明
今の体操着は半袖・半ズボンで、冬場に寒く安全性にも欠けます。そこで肘と膝が隠れる七分袖・七分丈にして一年中使えるようにします。また白で汚れが目立ち、吸汗性が悪く生地が少しチクチクするので、上着は汚れの目立たない黒色にして、速乾性が高く肌触りがツルツルしているポリエステルを使います。ズボンは柔らかくてツヤ感のあるリヨセルで水色にし、外側にポケットをつけます。
□アイデアがまとめられた発表用ワークシート
講師からのコメント
着心地の中でも肌ざわりに注目しているのが素晴らしいですね。素材の選択も良いと思います。リヨセルを使うと聞いて驚きました。良く知っていますね。デザインや色使いもシンプルでカッコイイと思います。光沢感がオシャレです。
アドバイスとしては、黒一色にするなら再帰反射テープをポイントに付けたらどうでしょう?夜間でも安全性が上がりますよ。
子ども達からの質問
僕はサッカーをしています。サッカーウェアを作ったことは有りますか?
残念ながらまだ無いです。会社としてはアンブロというブランドで作っています。
デザイナーをしていて一番難しいのは何ですか?
誰もが「カッコイイ!」と思ってくれるデザインを作るのが難しいです。100人中の100人全員が認めてくれるデザインが目標です。
授業最後の講師からのコメント
私がデザイナーになったのは服に興味を持っていたからです。子どもの頃は広島カープが大好きな野球少年でした。スポーツと服が好きなのでスポーツウェアを作るデサントに入社しました。デザイナーには、絵を描くことやオシャレな服のことだけではなく、さまざまな知識が必要です。例えば、袖をどんな角度でつければ動きやすいか考えるには「算数」、服装の歴史を理解するには「社会」、などいろいろな勉強がつながってきます。
皆さんは可能性のかたまりです。将来の夢や好きなことを友達とたくさん話して、やりたいことを見つけて、興味を持ったことを掘り下げていってください。
今日はありがとうございました。
株式会社デサントの授業の詳細はこちらをご覧ください。
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