12月3日(金) 鳥取県西伯郡伯耆町立二部小学校にて、日本ハム株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「食品ロスを減らすワンアクションを考えよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア1

取り組んだ課題:作りすぎて食べ残してしまう

  • 発表内容

作った料理が多くて食べ残しをしてしまう問題のワンアクションを考えました。

「残ったら次の食事にまわす」「忘れないよう紙に書いてよく見える場所にはっておく」「冷凍できるものは冷凍する」を実践してみたところ、残ったものをロスにせず、おいしく食べることができました。

発表用のワークシート
発表中の様子

講師からのコメント

講師1

私も残ったご飯を次の日の朝ごはんにしようと思っていたけど忘れてしまい、新しく作ってしまうことがあります。

忘れないために、紙に書いておくのはいいなと思いました。作った人だけではなく、一緒に住んでいる家族もわかるので良いですね。

講師2

冷凍も良い方法だと思います。日持ちもするし、解凍すれば食べたいときに食べられるので良いと思いました。

アドバイスとして、冷凍にはできるものできないものがあります。例えば、生野菜など水分量が多いものは食感が変わってくるので、冷凍にはあまり適したものではありません。冷凍できる・できないはインターネットでいろいろ出てくると思いますので、ぜひ調べてみてください。

子ども達の発表アイデア2

取り組んだ課題: 好き嫌いで食べ残しをしない

  • 発表内容

好き嫌いで食べ残しをしないために、「好きな食べ物と一緒に食べる」「嫌いな食べ物を最初に食べる」「他の料理にする」をワンアクションとしてやってみました。

やってみた結果、嫌いな食べ物の味がうすくなって食べやすくなりました。また、一番最後に嫌いな食べ物が残らなくなるから、食べ残しをしにくくなりました。

課題は、味が濃いものはなかなか薄くならなかったことと、嫌いな食感はどうしても残ってしまうことです。

発表用のワークシート
発表中の様子

講師からのコメント

講師2

好きな食べ物と一緒に食べるのはいいですね。これに似たものとして、おなかがすいたときに食べてしまうというのもありだと思います。空腹が一番の調味料とも言いますよね。あとで好きなものだけ食べられるように、食べる順番をつけるというのも良いと思いました。

講師1

味が濃いものは薄くできなかったと言っていましたが、どんな食べ物ですか?

児童

ゴーヤです。

講師1

なるほど。ゴーヤは特に苦味がありますよね。食感も無くならなかったとのことですが、どんな食べ物でしょうか。

児童

お餅やチーズです。

講師1

わかりました、ありがとうございます。

アドバイスとして、食感についてですが、少し調理をすれば変えられるものもあります。お餅であれば薄くスライスして油で揚げると、おかきやせんべいみたいになって、食感も変わります。チーズはオーブンで焼くと、とろけて食感が変わって、苦手なものも食べられると思いますので、ぜひ試してみてください。

また、苦味など嫌いな味についてですが、味覚は年齢と共に変わってきます。今は食べられなくても、大人になったら食べられるようになるかもしれません。

今は嫌いなものもたまに思い出して食べてみて、ちょっとずつ好きになれるよう頑張ってください。

子ども達からの質問

児童

日本ハムの商品はいくつありますか?

講師

具体的に言いたいところですが、数えきれないほどたくさんあります。

商品としてはハムやソーセージ・スーパーとかで売っているお肉や、ピザや唐揚げなどの加工食品、またグループ会社で作っているヨーグルトや魚などがあります。

日本ハムのロゴがついたものをお店で見かけたら、ぜひチェックしてみてください。

児童

ウインナーとソーセージの違いは何ですか?

講師

ソーセージとは、動物の腸に肉を詰めたものを言いますが、実は、ウインナーやフランクフルトなどはすべて、大きなくくりでソーセージになります。ウインナーは羊の腸、フランクフルトは豚の腸など、使っている動物の腸の違いで名前が分かれています。

日本ハム株式会社 講師からのコメント

みなさん、本日はお疲れ様でした。

「食品ロス削減に向けて自分たちに何ができるか」ということを踏まえ、たくさん考えてアイデアを出してくれたことが皆さんの発表から伝わってきました。

「食品ロス」については、皆さんのよく知るSDGsにも削減の目標が掲げられており、日本のみならず世界中で取り組む課題となっています。

まだ食べられるものを捨てるということは、食べ物を無駄にするということだけでなく、その食べものを処分するお金も無駄にするということです。

また、廃棄した食べものの焼却には多くのエネルギーを必要とするため、環境にも悪い影響を与えてしまいます。

では次に、なぜニッポンハムが「食品ロス」の削減に取り組んでいるのかをお話させていただきます。
私たちニッポンハムが大切にしている考え方の1つに「いのちの恵みを大切にする」というものがあります。ハムやソーセージを作るには、動物のお肉が必要です。

ニッポンハムでは、その動物たちを自分たちの手で愛情をこめて育てています。

動物の生命をいただいて、商品を作っているからこそ、食べものを大切にしたい!無駄にしたくない!という考えから、「食品ロス」削減の取り組みを行っています。

そのため、みなさんにも、今回考えたワンアクションを続けてもらい、食品ロスの削減に取り組んでいただきたいと思います。

また、すぐにできることとして毎日のご飯や給食の食べ残しを減らすということができるかと思います。

最後になりますが、すぐに世の中を大きく変えることはできませんが、みんなで少しずつ取り組みを続けることで、世界や未来は必ず変わります!

私たちニッポンハムも、いま以上に頑張りますのでみなさんも一緒に頑張っていきましょう!

今日はとても楽しい時間をありがとうございました!



日本ハム株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

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