2021年5月17日(月) 沖縄県八重山郡竹富町立波照間小学校の皆さんに、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のロボットトイ「toio™(トイオ)」を使って「新しいあそびをつくる」ミッションに挑戦していただきました。
子どもたちが考えた「新しいあそび」のアイデアと、そのアイデアをtoio™の開発者である講師に発表する様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア1
あそびのタイトル:ゴルフ
あそびのルール説明
段ボールで壁のあるフィールドを作り、フィールドに穴をあけてペットボトルの蓋を埋め込みます。toio™にバットをつけて完成です。
遊び方はビー玉を投げてもらってそれをバットで打ち返し、穴に2回入ったら勝ちとします。
講師との対話
どんな所を工夫しましたか?
ビー玉だと転がりすぎてしまうし、ガムテープを丸めた球だとうまく転がらなくて苦労しました。
このアイデアはどうして考えつきましたか?
toio™の紹介にあった野球ボーリングのゲームを参考にしました。
なるほど、面白いと思ったものを自分なりに発展させたり、改良したりするのは大切です。このゲームで実際に遊んでみて、楽しいところや改善点を見つけてみてくださいね。
子どもたちの発表アイデア2
あそびのタイトル:ビー玉サッカー
あそびのルール説明
壁があって角が丸いサッカーコートを作ります。中央にビー玉を置き、じゃんけんで勝った人が先にtoio™でビー玉を押します。ゴールが決まったらビー玉を中央に戻し、ゴールを入れられた人からスタートします。3分の間にたくさんゴールしたほうが勝ちです。
講師との対話
細かいルールも作りこまれていて良いです。4人グループで苦労したことはありますか?
どのアイデアを選ぶかが大変でした。みんなの意見を組み合わせてサッカーに決めました。
みんなでアイデアを出し合ったり、いろいろな遊び方を試してみたりすると新しいアイデアを思いつきます。グループで力を合わせるのは大切なことですね。
子どもたちからの質問
子どもたちの質問①
toio™は何をもとにして作ったのですか?
講師のコメント①
小さなロボットの上に自分の好きなキャラクターを載せて、それを動かしてゲームをしてみたいと思って作りました。
子どもたちの質問②
なぜtoio™は白いのですか?
講師のコメント②
初めは目立たないようにと黒にしていましたが、実際に動かしてみたらちょっと虫のようで怖かったため変えました。白ならば上に何かをつけても紙のマットやテーブルの上で浮き上がって目立たせることができ、カラフルな色がついていてもよりはっきりするかなと思いました。
toio™開発者からのメッセージ
今日はありがとうございました。
あそびを考えるには「誰かに楽しんでほしい」という思いと同じように、「自分が楽しい」ということも大切です。自分が楽しかったことを思い出して、toio™に置き換えてみるといいですね。
アイデアを実際の形にするのは大変だったと思います。このように、身のまわりにある製品やサービスなどのすべては、誰かが考えて作りあげたものであることを覚えていてください。
SIEの授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/sie/