6月29日(火) 岡山県久米南町立弓削小学校にて、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「データを活用して効果的な省エネを考えよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア1

アイデアのタイトル:電子レンジの省エネ

  • アイデアの説明
    ものを温める位置を考えました。また,ワット数を増やしたり,時間を変えたりして実験してみました。実験を通して,どこに置くとよく温まるのか,ワット数や時間を変えるとどんな違いがあるか。ということについてまとめました。その結果,定められた時間を守ることや場所によって変わることが分かりました。
発表中の様子
アイデアがまとめられた発表用ワークシート

講師との対話

消費電力を意識して温める方法を実験できたことはとてもよいことだと思います。

ちなみに,電子レンジにちなんで,ここでクイズです。
世界で最初に電子レンジで温められた食品はなんだろう?

①ポップコーン ②卵 ③ごはん

講師の方から、電子レンジの開発のお話も少し聞くことができました。

子ども達の発表アイデア2

アイデアのタイトル:ドライヤーの省エネ

  • アイデアの説明
    省エネを意識して3つの実験を行いました。1つ目,吸収ハットを使って,6時に吸収ハットをつけ,9時半にとると約7分間になり,8分間の短縮ができました。
    2つ目に,ドライヤーをつけたり,消したりしない。つけたり消したりする時間が減り,約2,3分の短縮ができました。3つ目に,よく髪をふりしぼって水がでなくなるようにしました。よくしぼり,拭くと,5~6分になり,5~4分の短縮ができました。
    少し意識してドライヤーを使うことでドライヤーの使用時間が短くすることができました。
講師からのフィードバックの様子
アイデアがまとめられた発表用ワークシート

講師との対話

ありがとうございました。よい実験だったと思います。省エネの効果もありましたね。

ちなみに,温風と冷風で消費電力は異なるのですが,どのくらい違うと思いますか?

実は温風は10倍くらい違います。なので,温風と冷風をうまく使いこなすことで省エネができます。

ここでドライヤーのクイズです。

冷風は省エネにもちろんいいですが,もう1つ重要な機能があります。

さて,それは何でしょう?

髪の毛の負担を減らすためです。

髪の毛の艶を出すためです。熱風は髪の毛にダメージがありますが,冷風は艶がでます。得に女の子は髪の毛が長い子も多いし気になる子も多いと思います。
省エネの観点だけでなく,そういった観点でも冷風はよいので,ぜひやってみてください。

子ども達からの質問

環境を意識して作っている商品ありますか?

パソコンを作っていますが,リサイクルセンターで1つ1つ分解して新しいパソコンをリサイクルして作っています。

富士通株式会社の講師からのメッセージ

今日,みなさんがチームを組んで省エネのアイデア出してもらいました。楽しかったですか?みんなの意見を聞いてどうでしたか?自分に持っていない意見がそれぞれあって1つの意見にまとめて,と取り組んでくれましたが,大人の私たちも実は同じことをやっています。話し合ってアイデアを出し合って,チームで取り組んでと,それらは大人になっても大事なチカラになってきます。授業内でも遊びの中でもいいので,アイデア出してチームで協力することをたくさんやってみてください。また,その時に大事なのが相手の気持ちになって考えて,相手の意見を否定しないこと,自分の意見と合わせたらもっといいものができるな?そういった考え方をもって,ぜひ,いい大人を目指してください!

授業最後の様子

富士通株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

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