3月1日(火)中種子町立岩岡小学校にて、TOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう」を実施しました。

15名の子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

アイデアのタイトル:何でもそろっているトイレ(女性・子ども向け)

  • アイデアの説明

学校のトイレは外にあり、暗くなると少し怖いです。汚い、ペーパーが無いなどの問題点もあります。そこで、私たちは女性や子どもが使いやすいトイレを考えてみました。

車いすも通れる広い通路、手すり、おむつ替えスペースやおまるも設置してあります。和式・洋式両方があり、LEDライトで明るく、トイレットペーパーやおむつ・ナプキンの予備が置いてあります。ウォシュレットもついていて自動で流れます。消臭剤、緊急用の呼び出しボタンなども付けました。

発表中の様子

講師からのコメント

講師

さすが6年生!問題点に対し、いろいろな配慮をしてプランにうまく盛り込んでいますね。鏡のようなものがあるのは化粧スペースですか?

児童

はいそうです。

講師

トイレですることについてアンケートを取ると、身だしなみを整えるという項目が男女とも上位にきます。良いところに着目していると思います。その他にも清掃道具や換気扇があるのも良いですね。「トイレに入ってきたときのにおい」というのは実際の清潔感にも関わってきますし、重要です。入口にある箱は何ですか?

児童

靴箱です。靴のままだと土などで汚れてしまうのでここでスリッパに履き替えます。

講師

空間の清潔維持に貢献するアイデアですね。女性については和式を好む方が一定数いるというデータもあります。そのあたりの配慮も良いですね。

講師

一つ気になるのは、車いす用のトイレが遠いことです。みんなが使える多機能トイレは移動距離を少なくするためにも一番手前に置くのが良いですね。

授業最後の講師からのコメント

講師

今日は発表を聞かせてくれてどうもありがとうございました。TOTOでは、「ラクにつかえる」「操作しやすい」「ここちよい」「えらべる」「安全で安心」の5原則で、使う人のことを考えたもの作りをしています。今回、皆さんにはトイレについて考えてもらいましたが、街の中には様々な人に配慮した「やさしい工夫」がたくさんあります。ぜひ、探してみてくださいね。



TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。

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