7月5日(火) 岡山県和気町立佐伯小学校にて、株式会社ニチレイフーズとインターネットで繋がる遠隔授業「冷凍食品の技術を学んで今までにない新商品を開発しよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア1

アイデアのタイトル:解凍不要!あさりのあっさりチャーハン

アイデアの説明 
とにかくお腹がすいている人や、時間が無い人に向けて考えました。
このチャーハンは、解凍せずにすぐ食べられること、ダジャレでおもしろいこと、米がパラパラしておいしいことがポイントです。
冷たいので夏に食べるのがおすすめで、特に仕事終わりで暑く疲れている人にピッタリです。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師との対話

講師1

「冷たいままで食べられたらいい」という考えは、どうやって思いついたのですか?

児童

凍ったままのほうが米がぱらぱらだから、そのままで食べるのが良いんじゃないかと思いました。

講師1

なるほど!冷たいまま食べるというアイデアは斬新ですね。

講師2

ちなみに、実際に凍ったままのチャーハンを食べたことがありますか?私は食べたことがあるのですが、実はあまりおいしくないんですよね。

ただ、冷たいチャーハンでもおいしく食べられたら良いなと考える発想がすごいと思いました。例えば、ニチレイフーズから出ている今川焼きは温かくても冷たくても美味しいように作られています。

講師1

あと、「アサリのあっさり」のネーミングが良いですね。楽しい気持ちになります。

これは、商品コンセプトを先に考えましたか?それともネーミングを先に考えましたか?

児童

最初にネーミングを考えて、それに合わせるように商品を考えました。

講師2

なるほど、おもしろいですね!なかなかない開発方法です。

パッケージもすごく綺麗ですね。背景の青色もシーフードのイメージがあるし、漢字の「アサリ」とひらがなの「あっさり」がかぶってなくて良いですね。

さまざまな工夫がされて良いチャーハンだと思いました。ありがとうございます。

子ども達からの質問

児童

材料費はどうやって計算していますか?

講師

例えばチャーハンであれば、焼き豚を作っている会社やタマネギを作っている会社に相談して、値段を出してもらって計算しています。

皆さんが普段買い物の中でやっていることを、会社同士でやっているというイメージです。

児童

一番売れている商品は何ですか?

講師

「本格炒めチャーハン」です。年間100億円を超えるくらい売れています。

ぜひみなさんも食べてみてください!

児童

一つの商品を作るのに、どのくらいの人が関わっていますか?

講師

商品開発は、皆さんがチャーハンを考えてもらったように行っていきます。

はじめは5人~10人ほどで、その後商品になっていくにつれて20~30人ほどになり、最終的には40~50人ほどが関わっています。

さらにバージョンアップしていくと、100人~200人になることもあります。

授業最後の講師からのコメント

講師

皆さんのアイデア・プレゼンがとてもレベルが高く、佐伯小学校すごいな!と思いました。

ちなみに、今回アイデアを考えるのは楽しかったでしょうか?

社会人になって仕事をすることは、大変なこともあるけれど、楽しいこともあります。自分のやったことが誰かのためになったり、世の中に新しいものを作ったりすることもあります。

なので、今は勉強を頑張っていただき、大きくなったら人のため・社会のために活躍できる人になってもらえたらと思います。

また、皆さんが大人になって会社に入る時が来たら、ぜひニチレイフーズに来てください!



ニチレイフーズ株式会社の授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/nichirei-jissen/

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