1月27日(木) 宮崎県美郷町立美郷南学園 南郷小学校の皆さんに、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のロボットトイ「toio™(トイオ)」を使って「新しいあそびをつくる」ミッションに挑戦していただきました。 子どもたちが考えた「新しいあそび」のアイデアと、そのアイデアをtoio™の開発者である講師に発表する様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア
あそびのタイトル:to.サッカー
あそびのルール説明
プレイマットに柵をつけ、ゴールを四か所に置きます。toio™キューブ二つはそれぞれのスタートラインに、ボールは中央に置いてからスタートします。コントローラでtoio™を操作し、時間内にたくさんシュートを決めた方が勝ちです。4つのゴールのうち2点のところを狙うのが勝利の秘訣です。障害物を置いてみるのも良いと思います。
講師との対話
動画もあってわかりやすいですね。ボールは何を使いましたか?
小さい消しゴムです。
なるほど。ゴールは4つあるけれど敵と味方に分かれているのかな?
どのゴールに入れても得点になります。自分たちで得点を数えます。
中学年向けとありますが、なぜですか?
低学年はサッカーではなく鬼ごっこなどで遊ぶけれど、中学年はサッカーのルールを知っていると思ったからです。
どんな人をターゲットにするかというのはとても大切です。たとえば、説明を漢字にするかひらがなにするか、ルールのレベルはどうなのかということも考える必要がありますよね。中学年向けとのことですが、実際には低学年の子にも遊んでもらうと、また違った発見があるかもしれません。
子どもたちからの質問
子どもたちの質問①
どんな思いでゲームやtoio™を作っていますか?
講師のコメント①
相撲やおはじき、追いかけっこなどの昔からの遊びをtoio™で置き換えて楽しんで貰い、ロボットをもっと身近に感じて欲しいと思っています。皆さんのように、工夫してあそびを進化させて楽しんでくれることが一番嬉しいです。
子どもたちの質問②
仕事のやりがいは何ですか?
講師のコメント②
私たちの会社ではいろいろな製品を作っています。すごいものを作っている人たちが身の回りにたくさんいるので、その中で一緒にやっている自分にも自信が持てます。そんな環境の中でみんなとすごいものを作れることにやりがいを感じています。
子どもたちの質問③
なぜtoio™という名前にしたのですか?
講師のコメント③
短くて、世界中のどんな人にも発音しやすいように、と考えました。意味としては「toy」や「input」「output」(=io)などおもちゃやコンピューターに関連することばから発想しています。またtoio™は良く文字を見ると顔と手にも見えませんか?こういったことを考えながら、全部で50個以上の候補の中から親しみやすいものを選びました。
toio™開発者からのメッセージ
今日は色々なアイデアの発表と、たくさんの質問をしてくれてありがとうございます。皆さんが今回チャレンジしてくれたことは、私が仕事としてやっていることと基本的には同じです。誰かのために、と考えながらやっていくことが仕事に繋がります。
皆さんが大人になる頃には、新しい仕事が出来ているかもしれません。そんな時にコンピューターやプログラム、ロボットなどを当たり前に使いこなしてもらえたら、と思っています。人を楽しませ、自分も楽しいアイデアをみつけるのは難しいと感じたかもしれませんが、今日のような様々な体験は必ずいつか皆さんの役に立つと思います。これからも楽しいことを考えていってくださいね。
SIEの授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/sie/