10月12日(水) 龍郷町立龍郷小学校にて、株式会社ニチレイフーズとインターネットで繋がる遠隔授業「冷凍食品の技術を学んで今までにない新商品を開発しよう」を実施しました。 5・6年生10名の発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア1

アイデアのタイトル:やみつきさっぱり炒飯

アイデアの説明 
料理が苦手で朝が忙しい人も食べられるように、さっぱりした炒飯を考えました。
ポイントはさっぱりとした風味、簡単に作れる、洗い物が減る、の三点です。工夫したのは、パッケージです。三角パックにして持ち手を付け、温めた後に振って混ぜます。お皿が要らず、持ち運びも出来ます。 具はさっぱりとした玉子、しらす、アジ、レタス、ネギが入っています。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師との対話

講師1

さっぱり味の具材のなかで、一番のおすすめはどれですか?

児童

アジです。父の焼いてくれる干物が美味しいので、入れたらいいと思いました。

講師1

なるほど。焼いたものをほぐして使うイメージですね。では、簡単に作れるものを考えたのは、身近に忙しくて助けてあげたい人がいるのですか?

児童

仕事に遅れそうな人のためにと思いました。

講師1

容器が斬新ですが、誰が思いつきましたか?

児童

お母さんに「持ち運べたらいいね」と言われました。

講師2

3つのポイントそれぞれについてこだわりを持って作っているのが良かったです。

また、「やみつき」「さっぱり」という商品名の組み合わせに感心しました。炒飯を開発する時には、「こってり」「がっつり」など味が濃くなりがちなので、とても参考になりました。これからの商品開発に生かしたいです。

講師3

しゃべり方がはきはきして聞き取りやすく、発表の仕方も分かりやすくて良かったです。

子ども達からの質問

児童

どんな時にやりがいを感じますか??

講師3

知り合いに「あの商品食べたよ!美味しかったよ!」と言われたり、テレビ等で特集されて「出てたね、見たよ!」と言われたりした時にはとても嬉しいです。

講師2

皆さんの喜ぶ顔を見た時でしょうか?開発をしていると、なかなか実際に食べてくれる人の顔が浮かびにくいのですが、今回のように直接繋がれると、実感できてやりがいを感じます。

児童

仕事で一番苦しいのはどんな時ですか?

講師3

人気商品が、品薄になってお客様のところに思うように届けられない時が苦しいですね。

講師1

あまり、記憶に残っていません。もちろん、理解してもらえなかったり、自分の思い通りにいかなかったりすることもあります。でも、その壁を突破すると喜びに変わって、辛かったことは忘れてしまいます。

児童

新しい商品をつくる時には何をしますか?

講師2

その商品に関わるものをたくさん食べに行きます。また、広い目で見るために、敢えて関係のない物を食べに行ったりもします。皆さんが考えてくれたアジを炒飯に入れるアイデアもそうですよね?意外なものが美味しかったり売れたりするので、常識にとらわれずにいろいろなところにアンテナを張るのは大切だと思っています。

質問タイムの様子


ニチレイフーズ株式会社の授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/nichirei-jissen/

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