10月24日(月)、十津川村立十津川第一小学校の皆さんに、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のロボットトイ「toio™(トイオ)」を使って「新しいあそびをつくる」ミッションに挑戦していただきました。

子どもたちが考えた「新しいあそび」のアイデアと、そのアイデアをtoio™の開発者である講師に発表する様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子どもたちの発表アイデア

あそびのタイトル:障害物消しゴムすもう

あそびの説明 
対象:小学3生年以上
準備: 鉛筆キャップ5本、toio™マット、消しゴム

障害物を倒したり、消しゴムを落としたりしないように気を付けながら相手をマットの外に落とします。わざと障害物に近づけて倒させるのが遊ぶコツです。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
プレゼンの様子

講師との対話

講師

みんなの身に回りにあるモノを使ってアイデアを考えたことがすごく良いと思います。このアイデアは、二人で考えましたか?

児童

二人で考えたアイデアを組み合わせました。それぞれが考えた遊びを合体したらいいんじゃないかと思い、このアイデアになりました。

講師

アイデアを合体させたときに、うまくいかずに変えたところはありますか?

児童

特になかったです。

講師

良いですね、予想通りだったということですね。ちなみに、ほかの班の人に遊んでもらったり、意見をもらったりしましたか?

児童

はい、面白いと言ってもらいました。

講師

どこが良かったと言っていましたか?

児童

…そこまでは聞きませんでした。

講師

どこが面白いか、どこが楽しいか、その他にも感想を聞いてみることで、一番楽しいことは何かが分かると思います。そうすると、その楽しさを分かりやすくするためにどうしたらいいか、と考えるとよりいいアイデアになると思います。ぜひ考えてみてください。

講師

「対象」を小学3年生以上にしたのはどうしてですか?

児童

ちょっと操作が難しいと思うので、3年生以上にしました。なんとなく3年生にしました。

講師

3年生など具体的に決めることはよいですね。時間があれば、実際に3年生や2年生にやってもらって様子を見たり、聞いたりすると意外とできたり、できなかったり、課題が見つかると思います。ぜひやってみてください。

子どもたちからの質問

子どもたちの質問① 
toio™のように雑談ルールから生まれたものは他にもありますか?

講師のコメント① 
僕が知っているだけでも雑談から生まれた商品はとても多いと思います。toio™を含め、新商品は2つの方法で作られています。1つ目は、これをやりたい!と思っている人や好きなモノを追求すること。2つ目として、社会でこんなことを求められているから、だれか一緒に作りませんか?という声かけからモノづくりが始まることもあります。

子どもたちの質問② 
toio™ができるまでにどのくらいかかりましたか?

講師のコメント② 
toio™を思い付いたのは10年くらい前です。発売までは7年。ちゃんと製品にしようと思ってからは2年くらいかかりました。アイデアを形にするまでにはたくさん考えたり全然違う形のものを試したりしていた時間があったので、自分もはじめはシンプルですぐにできそうだと思ったのですが、実際は結構時間がかかるものだったなと実感しました。

授業最後の様子


SIEの授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/sie/

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