9月5日(火)北海道湧別町立富美小学校にて、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと遠隔授業「アーティストをプロデュースしよう」を実施。足立佳奈さんの楽曲「ココロハレテ」を聞いてプロデュース案を考えました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

アイデアの説明 
選んだ印象カードは、「かわいい」と「明るい」です。ターゲットは学生の人で、学校生活に悩んでいる人にこの曲を聴いてほしいと思ったので選びました。私が特に工夫したところは字で、真ん中に大きく書いて、たくさんの感情を表現したかったのでいろんな色を使いました。背景は、「ココロハレテ」という曲名なので、晴れている空にしました。衣装やポーズは、ピンクのワンピースとやったあと嬉しいという感情の構図にしました。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師1

すごくポーズが素敵で、どこかで見たことがあるなと思ったら大阪の道頓堀にあるグリコだったんですね。それくらい元気な躍動感があって、とてもすてきだなと思いました。ポーズと後ろのテキストのバランス感覚も取れていて構図がきれいだと思いました。ちなみに、後ろの文字のところはいろんな感情を表したということですが、それぞれどんな意味があるのですか?

児童

赤は力強い感じ、黄色は元気な感じ、青は悲しい感じになっています。

講師1

なるほど、全部がポジティブな感情じゃなくて、ちょっとネガティブな感情も足立佳奈は引き連れていくわけですね。すごくメッセージ性を感じました。

講師2

まず絵が上手でぱっとみて明るくて可愛いなという印象がありました。この曲は聞いてくれる人に寄り添った楽曲でもあり、「悩んでいることなんかふっとばしちゃえ」というような力強さもあるので、それがすごく文字や絵に表れていてよかったと思います。

講師1

ポーズやテキストにメッセージを込めてくれましたが、雲にも何か意味があるのですか?

児童

晴れた空だけじゃ物足りないと思ったので足しました。

講師1

なるほど。ちなみにターゲットは学生にしてくれたと思いますが、学生の人に限定した理由はありますか?

児童

部活や勉強が難しいと思うので選びました。

講師1

そうですよね。学生はほんとにやることが多くて、悩みが多いということで選んでくれたんですね。ありがとうございます。

子どもたちからの質問

児童1

MVを作るのにはどのくらいの期間がかかっていますか?

講師2

MVを作るには、アーティストを専門に担当しているスタッフの話では、1日で撮る人、忙しくて数時間で撮る人、何日もかける人、まちまちですね。

講師1

スタジオに入って短い時間で撮影したり、ロケといって外で撮ったり、海外に撮りに行くともっと時間がかかります。あとCGを使うなど編集作業が大変なものもあり、すぐに完成するものからすごく時間がかかるものまで、本当にたくさんあります。

児童

どうして音楽のお仕事についたのですか?

講師2

もともと音楽をやっていたので、音楽が好きで、音楽に携わるお仕事がしたいと思ったのがきっかけでこの会社に入社しました。アーティストになりたいと思ったことはなく、裏方の仕事というか、今をときめくアーティストの力になりたいなと思ってこの仕事を選びました。

質問タイムの様子

授業最後の講師からのコメント

講師1

今日は短い時間でしたがありがとうございました。みなさんには足立佳奈のプロモーション案を考えていただいたと思いますが、講師2(伊藤)さんは常日頃から、できた楽曲をどうやって皆さんに届けるかということをチームやアーティストと話し合ってプロモーションをするというお仕事をしています。もしこういうことに興味があれば、音楽を含めいろんなエンタメにたくさん触れて、ぜひエンタメの世界にいらしてください。


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