11月30日(木) 北海道足寄町立螺湾小学校にて、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと遠隔授業「アーティストをプロデュースしよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

この曲で伝えたいこと
元気になってもらいたい

アイデアの説明 
ターゲットは中高校生で、キャッチコピーは「君へのエール」です。衣装は曲の流れに合わせて二種類考えました。一つは白をベースにスカートの部分をいろいろな色でカラフルにしました。もう一つは明るい印象をつけるために全体的に明るい色にしました。また、学校の花壇に咲いていたマリーゴールドがきれいでイメージに合うと思ったのでイヤリングに取り入れました。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師との対話

講師1

ありがとうございました。ワークシートも上手にまとまっていて、よく伝わってきました。衣装を二つ考えてくれたのはなぜですか?

児童

歌詞を聞いて、衣装を変えたらよいと思いました。曲のイメージから白と黄色にしました。

講師2

マリーゴールドのイヤリングが印象に残りました。実際に見たものをデザインしているのがとても良いと思います。自分たちならではのアイデアになっていますね。

キャッチコピーの「君へのエール」はどうやって決めましたか?

児童

歌を聞いてみんなで話し合って決めました。

講師1

ターゲットを大人ではなく中高生にしたのはどうしてですか?

児童

勉強や部活でうまくいかなくて元気がなくなった人を励ましたかったからです。

講師1

音楽を聞いて元気になることはありますか?

児童

あります。

講師1

実体験を生かしていて良いですね。

子どもたちからの質問

児童

ミュージックビデオは完成までどれくらいかかりますか?

講師1

スタジオに丸一日こもってその日のうちに編集して一週間で出来るものもあれば、海外ロケをして一か月以上かけるもの、CGの技術を目いっぱい使って時間をかけるものなどいろいろあります。

児童

最近はデジタル配信のみでCDが発売されない曲もありますがCDはなくなってしまうのですか?

講師2

確かに、デジタル配信が伸びると同時にCDの売り上げは下降線です。私はインターネットでCDを販売する部署で働いていますが、CDを買ってもらうためにいろいろな工夫をしています。パッケージを豪華にしたり動画をつけたりして宝箱のようにする、アーティストとの握手会に応募できる券をつけるなど、ただ音楽を売るだけでなく、そこにCDならではの価値をつけてCDがなくならないようにがんばっています。

児童

僕はかっこいい警察官になりたいと思っていますが、なぜ今の仕事を選びましたか?

講師1

僕はアイドルが好き、とかではなく広く浅くいろいろな音楽を聴いていましたが、何か人を喜ばせるような仕事をしたいと思っていました。音楽や映画などのエンタメ業界は人々のリアクションをより身近に感じられるところです。お客さんがアーティストのライブを観て喜んでいる様子が間近に見られます。そんなところに魅力を感じました。

児童

アーティストをプロデュースするときに気を付けることは何ですか?

講師2

アーティストも夢を持つ一人の人間であるということです。彼らのやりたいこと、表現したいことを尊重して「アイドル」「アーティスト」というだけでなく「人間」としてリスペクトし寄り添うことを大切にしています。

質問タイムの様子

このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの授業の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/sme-jissen/

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