9月21日(木) 曽於市菅牟田小学校 にて、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「データを活用して効果的な省エネを考えよう」を実施しました。
5・6年生の子ども達が考えた省エネの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子ども達の発表アイデア
省エネに取り組む家電: 掃除機
私の考えたアイデアは、掃除機をかける前にフローリングワイパーや雑巾などを使って掃除をするということです。掃除機だけかけたときより、掃除に使う時間や電力が少なくなると考えました。実際に廊下で実践してみると、掃除機だけだと33秒、フローリングワイパーをした後の掃除機の時間は31秒でした。結果時間はあまり変わらなかったけれど、フローリングワイパーを使った時のほうがきれいになりました。
講師との対話
発表ありがとうございます。なぜ掃除機とフローリングワイパーを一緒に使ってみようと思ったのかな?
フローリングワイパーだと電力も消費しないし、家全体を簡単に掃除できると思ったからです。
そうなんですね。フローリングワイパーや雑巾を一緒に使うという発想はとてもいいと思いました。そういった道具はそれぞれ得意な分野があるので使い分けるともっといいですね。フローリングワイパーは床が得意で、畳だと箒、絨毯などは粘着テープが得意な分野です。なのでフローリングワイパーと掃除機を全体に使うのもいいですが、フローリングワイパーや雑巾でごみを集めて、掃除機で吸うというのもいいかもしれないですね。
掃除機を使う時間を減らす工夫として、部屋を整理整頓してからかけるという方法もあります。部屋が散らかっていると物をどかしながら掃除機をかけなくてはいけないので、時間がかかってしまいますよね。ちなみにあなたの部屋は整理整頓できていますか?
あまりきれいにできていないです。
そうなんですね。じゃあ整理整頓してから掃除機をかけると省エネの効果があるかもしれないですね。また掃除機をこまめに手入れすることも大切で、汚れていると吸引力が落ちることもあるので、これもぜひやってみてください。
子どもたちからの質問
仕事で楽しいことは何ですか?
富士通はコンピューターを作っている会社ですが、コンピューターはものすごくはやく発展していきます。なので常にいろいろ勉強しながら仕事をする必要があり大変だと思うこともあるのですが、それを乗り越えて仕事が完了すると達成感や充実感を得ることができて楽しいです。また個人的には子どもが好きで先生になりたいと思っていたこともあるので、先生という仕事ではないですが今回このように学校の授業でみなさんと関わることができて、すごく楽しい時間を過ごせています。
過去にやってはいけない省エネをしたことはありますか?
電気の無駄遣いをしてしまったのはお風呂でのことで、沸いたと思ったらお風呂の栓を入れ忘れてしまっていて、電気とガスと水を無駄にしてしまいました。その後はお風呂の栓を入れたか、お湯を張るボタンを押したか、電気を消したかなど指さし確認をするようになりました。
授業最後の講師からのコメント
みなさんがそれぞれすばらしいアイデアを考えて実践してくれたなと思います。自分の考えたアイデアを続けていくだけではなく、他の人のアイデアでできそうだなと思ったものも実践してみてほしいと思います。省エネは1回の実践では微々たるものですが、1人ができるだけ多くのことをして、それが家族やたくさんの人に広がるとさらに大きな節電になります。ですので、この授業だけで終わらせるのではなく継続して実践していってほしいと思います。
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