9月30日(木)鹿児島県曾於市立岩北小学校にて、TOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

アイデアのタイトル:あつまれトイレの森

  • アイデアの説明

老人、子ども連れの人、視覚障害の人に向けて使いやすいトイレを考えました。床は転んでも痛くないように畳が敷いてあり、点字ブロックもあります。カメラで身長や体重を分析して便座や手すり、シンク、鏡などの高さを調節します。赤ちゃんルームにはおもちゃ、おむつ、おしりふきなどを置き、ベッドや棚もついています。ロボットが介助や掃除をしてくれます。

発表中の様子

講師からのコメント

講師

使う人それぞれへの配慮があるのが良いですね。カメラで分析して高さを調節するのは凄く面白いアイデアだと思います。良いポイントに目を付けましたね。TOTOでもセンサーで体調を感知して健康管理ができる「未来のトイレ」を研究中なんですよ。

皆さんは機能を盛り込むことで使いやすいトイレを作ろうとしましたが、別の方法も紹介します。パブリックトイレには使いやすくするための規格やルールがJISで定められています。このルールに沿っていれば、たとえば停電で真っ暗になっても無意識に迷わず使えるようなトイレを作ることが出来ますよ。



子どもたちからの質問

児童

トイレを作るのにどれくらいかかりますか?

講師

TOTOの便器は陶器で出来ています。石膏で型をとって職人さんがきれいにしてから二日ほど乾燥させ、釉を吹き付けて100メートルもあるトンネル窯で約24時間かけて焼き上げます。全部で一週間近くかけて、一個一個ていねいに作っているんですよ。

児童

トイレのリモコンも作っていますか?

講師

作っています。リモコンを研究している人もいて、今はパブリックトイレ用の「電池が要らないリモコン」を開発しています。

質問タイムの様子

授業最後の子ども達の感想

児童

身の回りでTOTOの製品を探してみようと思いました。

児童

たくさんの工夫があることを知りました。

児童

大切に作っていることが分かったので、汚さないようにきれいに使おうと思います。



TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。

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