1月20日(金) 兵庫県 加西市立賀茂小学校にて,株式会社ニチレイとインターネットで繋がる遠隔授業「お弁当づくりの困りごとを調べ,解決策を考えよう」1時間目の授業を実施しました。学校で1時間目の授業を行う際の参考にお使いください。

アイデアまでのプロセス

はじめに,「お弁当がいつからあるのか」「冷凍食品は何種類あるのか」など,お弁当に関するクイズを行いました。その後,お弁当の開発に関するプロセスについて説明しています。

その中で子どもたちは,お弁当に入れる冷凍食品を開発する際の視点や,消費者の困りごとから冷凍食品の開発が行われていることを学びました。

それを踏まえ,子どもたちは「お弁当づくりや困りごとの調査を通して問題発見し,解決するための工夫を考えよう」というテーマについて考えをめぐらせました。
まず子どもたちが取り組んだのは,「お弁当づくりの困りごと調査」です。普段お弁当をつくる人がどんなことを気にしているのかについてワークシートをもとに考えました。

子どもから出た「お弁当づくりで気にしていると思うこと」例①

普段お弁当をつくる人は「① おかずの種類」と「③ 栄養バランス」,「⑦ 食べやすさ」を気にしていると私は思いました。お弁当はおかずの種類が多ければ彩りも豊かになると思ったからで,栄養バランスに関しては,栄養バランスが高ければ僕たちは健康に過ごせるからお弁当を作る人は大事にしていると思いました。また,食べやすさについては,食べやすかったらよりお弁当を楽しめると思ったからです。

子どもから出た「お弁当づくりで気にしていると思うこと」例②

私は⑧の傷まないことと,⑨のつくる時間の短さ,あとは③の栄養バランスを気にしていると思います。「傷まないこと」は,夏にお弁当が腐ってしまうと大変だからで,「つくる時間の短さ」は,いつも朝早く起きてバタバタしている中でお弁当を作らないといけないからです。

子どもたち自身で「お弁当をつくる人が気にしていること」を予想することで,家庭にインタビュー調査を行う際の手がかりとしています。

 最後に,今後の流れとして家庭にインタビュー調査をする「困りごとの収集」の段階,それをもとに開発したお弁当を実際に作ったり,改善点を考えたりするという「お弁当の実践&工夫を考える」段階,「企業の人に発表する」段階があることを子どもたちに伝えて授業終了です。

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