12月17日(金) 福井市立殿下小中学校の皆さんに、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のロボットトイ「toio™(トイオ)」を使って「新しいあそびをつくる」ミッションに挑戦していただきました。
子どもたちが考えた「新しいあそび」のアイデアと、そのアイデアをtoio™の開発者である講師に発表する様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子どもたちの発表アイデア
あそびのタイトル:PKゴルフ
あそびのルール説明
レゴで作ったバットを付けたtoio™2体で勝負します。フィールドは画用紙の周りを段ボールで囲い、ゴールになる箱を端の方に取り付けます。1体がキッカー、もう1体はキーパーになります。レゴで作った円柱を箱に入れるまでに蹴った回数を数え、少ない方が勝利です。
講師との対話
楽しそうですね。サッカーでも特にPKに絞ったのはなぜですか?
ゴールに入れるのが難しくて、鬼ごっこのようになってしまったのでPKにしました。
誰にでもわかりやすいというのは良い着眼点ですね。一番大変だったのはどこですか?
うまくゴールできるように坂を作ったり、広さを決めたりするのに困りました。
どうやって解決しましたか?
自分たちであそんでみて工夫しました。
そうですね。自分が楽しいこともとても大事です。次は友達にも見てもらって他の人が楽しいと感じる点も取り入れてみて下さい。
子どもたちからの質問
子どもたちの質問①
toio™を作るときどんな工夫をしましたか?
講師のコメント①
いろいろありますが、まずは小さくして上に人形やレゴ®ブロックを載せて動かせるようにすることです。ネジやはんだ付けなど複雑な組み立てが必要なく、ロボットやキャラクターを簡単に作れてイメージ通りにすぐ動くものを目指しました。toio™を使って便利で楽しいことを体験できるようにと考えました。
子どもたちの質問②
仕事をしていて楽しいことは何ですか?
講師のコメント②
みんながtoio™を使って色々なものを作って楽しんでくれることです。開発をしている中で、なかなか作るのが難しい技術や製品が完成できた時も嬉しかったです。
toio™開発者からのメッセージ
今日はバリエーションに富んだ楽しい作品をたくさん見せてくれてありがとうございました。発表のスライドも凝っていてとても良かったです。今日の発表が終わった後も、またみんなであそんで改良していくと、もっと楽しくなると思います。
私はtoio™を作ってさらに良いものにする仕事をしていますが、これは私が子どもの頃にはなかった仕事です。皆さんが大人になる頃にはまた違った新しい仕事が有るかもしれませんね。今日のような様々な体験は、将来ロボットに関わらなくても必ずいつか皆さんの役に立つと思います。toio™であそんだ今回の体験を良い思い出にして将来に生かしてくれたら嬉しいです。
SIEの授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/sie/