12月9日(木) 恵那市立恵那北小学校にて、ソニーとインターネットで繋がる遠隔授業「MESH™で発明家にチャレンジ!!」を実施しました。
MESH™は、あったらいいなをカタチにする、ソニーのIoTブロック。「学校生活をもっと便利にするためには、どうすればよいだろうか?」というミッションのもと、子どもたちはMESH™開発チームの社員に対してアイデアを発表しました。授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
授業の詳細はこちら
http://pro-school.main.jp/sony-mesh/
子どもたちの発表アイデア
アイデアのタイトル:あいさつをしやすくするMESH™
- アイデアの説明
恵那北小ではあいさつキャンペーンがあり、登校する際などに、あいさつをします。しかし、あいさつをしていない人やできない人がいるため、玄関や階段などで人が通った際、人感ブロックが人を感知したら「おはようございます」「こんにちは」とタブレットから音が出る仕組みを考えました。
- 使用したMESHブロック
ボタン / LED / 動き / 人感 / 明るさ / 湿度・温度
講師からのコメント
目のつけどころがとても良いと思いました。普通は、あいさつをしないことはよくないよね、で終わってしまうところですが、この問題を深掘りして、あいさつをしやすくするための仕組みを考えたことは素晴らしいことです。
ちなみに、この仕組みを実践しましたか?
はい、人感ブロックが反応すると、録音した自分たちの声であいさつが流れるようにしました。時間にあわせて、朝は「おはようございます」、昼は「こんにちは」と流れるようにしました。
とてもいいですね、時間によって使い分けることで、あいさつもしやすくなると思います。実際にやってみて困ったことはありましたか?
たくさんの人が行き来する場所に設置すると、人感ブロックがたくさん反応して、何度もあいさつが流れてしまいました。
なるほど、それは困りますね。例えば、そういった時は、人感ブロックのセンサー部分を筒状の紙で覆って反応する範囲を狭めるなど、工夫をするとそうした困りごとが解決できるかもしれません。身近な問題に注目した、よい仕組みだと思います。発表ありがとうございました。
子どもたちからの質問
MESH™を作っていて楽しいことは何ですか?
この仕事をしていて楽しいことは2つあります。1つ目は、お客さんの喜んでいる顔を見た時です。MESH™を作る中で、難しいこともありますが、そうした問題に対して自分の頭を使って解決策を考え、実践し、それが製品になり、お客さんが使って喜んでいるところを見ると「とても楽しい」と感じます。
2つ目は、1人ではなくチームで仕事をすることでよりよいものができた時です。MESH™の開発には、ハードウェアを作る人、ソフトウェアを作る人、 MESH™ をみんなのところへ届ける人など、たくさんの人が関わっています。それぞれの得意分野が合わさって、自分ひとりでは出来ないことを達成できる瞬間が楽しいです。
講師からのコメント
授業で行った「問題に目を向けて解決策を考える」というアプローチは、この授業だけで終わらせず、日々の暮らしの中でもぜひ実施してほしいと思います。自分の問題だけでなく、友達にとっての問題や家族にとっての問題など、世界中にはたくさんの問題があります。普段の暮らしの中で「あたりまえ」だと思って問題だと思わないことにも注目してみましょう。そこで、疑問に思ったことはメモに書き溜めて、お友だちに伝えてみたり、「もっとこうしたらいい」といった解決策を考えてみたりしてください。
それが、新しい商品や人類の役に立つことに繋がるかもしれません。ぜひ、今回の授業で取り組んだことを続けてもらえると嬉しいと思います。
このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。
感動体験プログラム:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/
MESH™:https://meshprj.com/jp/
「MESH™で発明家にチャレンジ」の授業の詳細はこちらをご覧ください。
http://pro-school.main.jp/sony-mesh/