7月14日(金) 熊本県山鹿市立鹿北小学校にて、キッコーマン株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業、しょうゆ塾「自分たちの郷土料理を考えよう」を実施しました。子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

郷土料理名 
SDGsな、いきなり抹茶みたらし団子

鹿北の特産品であるお茶を使って、生地をお茶生地にして、キッコーマンさんの醤油を使ってみたらしを作れば相性ぴったりなものができると思いました。あんこ、栗、あましょっぱさが絶妙になるようにします。

工夫したこと
いきなりは熊本弁で「簡単・手早く・すぐに」という意味です。さつまいもが残ってしまっても再利用するところがSDGsな工夫点です。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

児童

私たちの発表はどうでしたか。

講師

2人の息ぴったりの発表でした。SDGsをすごく意識した発表だったと思います。残った栗やサツマイモを使っているところもとてもよいです。商品化できそうだなと感じました。「いきなり団子」にはいろんな味があると思うのですが、よくたべるんですか。

児童

食べます。ノーマルのものをよく食べます。

講師

私も九州に行ったときに買いました。今回のいきなり団子に入ってる栗は丸ごと入れるんですか。

児童

つぶしてから入れます。そうすると余ってしまった栗も使いやすくなるかなと思います。

講師

まるほど。SDGsを意識していますね。抹茶も栗もサツマイモもすべて特産品ですね。「抹茶生地でなかに栗が入ってる」団子は博士も探してみたんですが、ないんですよね。だからオリジナルですね。素晴らしいと思いました。

子どもたちからの質問

児童

キッコーマンの社員はどのくらいいますか。醤油はどのくらいの種類がありますか。

講師

よい質問です。従業員は1万人くらいいたと思います。しょうゆの種類は100種類以上あります。ダシが入ってるものや甘いもの、アレルゲンフリーのものもあります。たくさんの種類のなかから自分にあった醤油を見つけてほしいなと思います。

質問タイムの様子

子どもたちの感想

児童

今回郷土料理を考えて、あまり関心がなかったけど、そういう料理をまた作ってみようと思いました。

お菓子を考えるのが特に楽しかったです。

講師

私たちとしてもとてもうれしいことです。また作ってみてください。

授業最後の講師からのコメント

講師

郷土料理を考えるうえで押さえないといけないポイントを、すべておさえてくれてあったと思います。ぜひお家で作ってみてください。郷土料理は、地域の和食文化に繋がるものだと思います。自分たちで考え、つくった郷土料理を食べることで、フードマイレージ(食料の輸送距離)の削減にもなります。

食事はとても大切な場面です。なぜなら地域の農業や産業の活性化でもあるからです。ぜひ食事の場面を大事にしてほしいです。


キッコーマン株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。

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