7月7日(金)静岡市清水小島小学校にて、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「テクノロジーを使って地域課題の解決に挑戦しよう」を実施しました。学校で4時間目の授業をする際の参考にお使いください。
自己紹介・アイスブレイク
はじめに、講師が登場し自己紹介をします。次に、企業に関するクイズを行い、子どもたちの緊張をほぐしました。
子ども達の発表アイデア
その後5分程度、発表練習の時間を設け、講師へのプレゼンに移ります。以下、子どもたちのアイデアと講師からのコメントを2件紹介します。
アイデア①の説明
解決に取り組む地域課題:土砂災害
困っている人は山のふもとに住んでいる人で、困っていることは台風や大雨で山が崩れて危ないことです。見える化では危ないところをみえるように、スマホにマップ、ドローンで撮った写真や映像などを送信します。自動化では、危ないところに行かないように、雨の量や天気予報などから非難情報を作ったり、ドローンを自動で飛ばして写真を撮ったりします。つながる化では、避難できるように情報を送り、防災無線でも伝えます。また、ドローンでライブカメラより正確な情報をつかみ、近くの崩れそうな山の情報だけ伝えるようにします。
講師との対話
山のふもとに住んでいる人のことまで考えてくれたということで、SDGsのだれ一人取り残さないという部分につながると思いました。ここで質問ですが、なんで山のふもとに住んでいる人を選んだんですか?
土砂災害の時は、山のふもとに住んでいる人が特に危ないですよね。あと、ドローンで危ないところを見える化するというのがいいと思いました。ドローンの映像はいつでも見ることができるんですか?
なるほど、普段から山の様子を見ることができるようにして、災害意識を高めることはとても重要だと思いました。富士通には、ドローンとAI使って橋が壊れる前に危険を予測し、教えてくれるテックがあります。このテックと皆さんのアイデアを合わせると被害を最小限にできて、とてもいいと思いました。
アイデア②の説明
解決に取り組む地域課題:断水
困っている人は断水の被害にあった人で、困りごとは断水で水が使えなくなることです。自動化では、水道のメーターが0のとき水道マップに赤文字が自動で表示されるようにします。見える化では断水マップで困っている人を見つけます。つながる化では、ドローンで様子をみて、土砂災害が起きているところにはドローンで水を送り、起きていないところにはトラックで水を送るようにします。困っている人が多いところにはモノをたくさん運べるドローンを使い、またマイクをつけることでお年寄りや赤ちゃんがいるところに他に必要なものがあるかを聞くことができます。
講師との対話
ドローンで水を送るアイデアはとてもいいと思いました。また、土砂災害で行けないところにはドローンで運んで、行けるところにはトラックで運ぶというのがさらにいいと思いました。ここで質問ですが、お年寄りや赤ちゃんがいるところに他に必要なものがないかを聞くというのは、ドローンに電話をつけるということですか?
なるほど。赤ちゃんは水だけでミルクがないと栄養不足になってしまいます。明日買いに行こうと思っていたけど災害が起きて買いに行けなくなってしまったという場合もあるので、とても目の付け所がいいと思いました。また、お年寄りは道が通れても水をもらいに行けないかもしれないというのもよく気づきましたね。これからの季節は水がもらえないと脱水症状になるかもしれないので、このアイデアも着眼点がいいと思います。あとテックではないですが、家に災害備蓄品として水を準備しておくのも忘れないようにしましょう。
子ども達からの質問
発表を終えた後は、子どもたちから講師へ質問をします。
以下、子どもたちから上がった質問をいくつか紹介します。
最後に講師からまとめのコメントをもらい、授業は終了です。