11月1日(水) 茨城県鹿嶋市立中野西小学校にて、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと遠隔授業「アーティストをプロデュースしよう」を実施。足立佳奈さんの楽曲「ココロハレテ」を聞いてプロデュース案を考えました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

この曲で伝えたいこと
学校や会社で悲しい思いをした人に元気を出してもらいたい

アイデアの説明 
ターゲットは学生から社会人の10代から30代です。理由は部活や学校、入ったばかりの会社などで慣れないことをやって、失敗や間違えることが多いと思ったからです。この曲の推しポイントは一回聞いただけで耳に残り明るい気持ちになるところと、サビに入ると印象が変わるところです。ポスターでは衣装をサビの前は制服、後は白いワンピースと変え、背景も工夫しました。

アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師1

ありがとうございました。とても聞きやすくて、細かいところまでこだわって考えてくれたことが伝わってくる発表でした。

講師2

サビでガラッと雰囲気が変わって明るくなるところを目で見てわかるように表現できているところがとてもいいなと思いました。普通は明るいエールを送っている部分を抜き出すと思うのですが、なぜ「イヤならやめちゃえば」というネガティブな部分と両方使ったのですか?

児童

心配している人はやめたらちょっと楽になれると思うかなと考えたので入れました。

講師2

確かに、最初につらさに寄り添ってあげてから励ましてあげる、という流れで元気を与えてくれる曲なので、それがしっかり表現された素敵なポスターです。

講師1

ターゲットについても、理由をつけて明確に設定しているのもプロのような視点がきちんと入っていると感じました。

子どもたちからの質問

児童

有名なアーティストに会うことはありますか?

講師2

あります。私はファンクラブの担当をしていますので、ファンクラブの会員限定の動画コンテンツなどの企画の打合せでも会いますし、収録する際には立ち会ってフォローを入れたりすることもあります。ですから、アーティストと直接やり取りしていろいろなことを考えられるというのは、この仕事の素敵なところだと思っています。

児童

仕事をしていて、やりたくないとかマイナスな気持ちになることはありますか?

講師2

あります!人間なので仕事が忙しくて疲れてしまう時もあるし、「こうやったらこのアーティストにとって良いんじゃないか」と思ったことが、お客さんからあまり反響が得られなかったことなども山ほどありますので。それでもめげずに、「次はこうしてみよう」と考えてやっていくのが大事なので、日々頑張っています。

児童

ファンクラブに多くの人を集めるためにどんな工夫をしますか?

講師2

そのアーティストのファンが求めているのは何かということを考えるのが一番です。例えばバンド系のアーティストならファンクラブ限定公開の曲を書いてもらうように頼むとか、アイドルだったらファンクラブでしか見られないオフショットを撮らせてもらうなどといった工夫をして、それをファンクラブだけのために用意してもらえるようにお願いすることを頑張ってやっています。

質問タイムの様子

このプログラムはソニーの国内における子どもの教育格差縮小のための取り組み
「感動体験プログラム」の一環として運営しております。

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの授業の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/sme-jissen/

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