2020年9月14日(木) 山形県鶴岡市黄金の皆さんに、
TOTO株式会社と「あなたの地域に合わせたパブリックトイレ」のアイデアを考える課題解決型授業を遠隔授業で実施いたしました。
今回の授業レポートでは、子どもたちが発表した内容を中心にお伝えします。
①どんな場所のどんな人向け? : いなかのだれでも
②困りごと : 足いたい人いっぱい
③タイトル : 多機能トイレ♪
アイデアのポイントは、
・多機能で畳のトイレ
・どこでもだれでも使えるトイレ
・霧状の消毒液、空気清浄、畳、テレビ、高さ調整が可能
誰でも使えるプランになっていていいですね。
窓をなくした理由はありますか?
(→ 子どもたち:女性が安心できるように窓を無くしました)
いいアイデアだと思います。防犯として大事な視点です。ただ,喚起面も必要なので,人の手が届かないところに窓をつけるなどの工夫も必要だと思います。
また、自動で電気・自動開閉・声で操作→接触しなくていい非接触がポイントも、コロナ意識もしっかり押さえた素晴らしいアイデアだと思います。
①どんな場所のどんな人向け? : 災害地高齢者、体が不自由な人
②困りごと : 避難場所が多くあるので、いききいききしなければならない
③タイトル : 災害地活役トイレ♪
アイデアのポイントは、
・災害時に活躍する移動式トイレ(東日本大震災で困ったことはトイレ・大行列になったので)
・点字ブロック
・糞や尿をエネルギーにする
素晴らしいアイデアだと思います。
災害用の移動式トイレをTOTOでも開発中です。牛のふんをガスにして走るバイクもあり、近い将来に実現するのではないかと思いました。
トイレの中のお掃除ロボはどうして?
(→ 子どもたち:トイレの室内の汚れを掃除飛び散ったおしっこなどの掃除が必要なので)
なるほど。人がやっている仕事を機械でカバーすることも,近い将来実現するのではとおもいました。避難所のトイレの問題(数・衛生面のことなど) みんながTOTOにはいったら,みんなと一緒に考えていきたいです!
アイデア発表後に、子ども達から講師の方へ質問の時間を設けました。そのやりとりをご紹介いたします。
トイレを作る時にどのくらいお金がかかるんですか?!
まず工場を作るのに何十億もかかります。商品の作る一連の流れがあるので一概には言えませんが、多くのお金がかかります。
ものを売る仕事の人は、いい商品だったと伝わることがやりがいだと思います。
一言でいうと「ものを介してお客さんによろこんでもらう事」ですね。
今の時代に合わせて、水の流し方で、除菌水を流す技術です。
また、においを自動でとったり、便座が温まる技術などもあります。
楽に使える・安全安心・操作しやすい・えらべる・ここちよいなど、「つくるって、人を思うこと」だと思っています。
お客様の目線で考えて、何度も開発・実践してみることがメーカーの視点にあることをぜひ覚えておいてください。今日は、ありがとうございました。
TOTOの授業の詳細は こちら をごらんください。