12月21日(月) 大阪府茨木市立忍頂寺小学校にて、株式会社ニチレイフーズとインターネットで繋がる遠隔授業「冷凍食品の技術を学んで、今までにない新商品を開発しよう」を実施しました。

子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア1

アイデアのタイトル:手軽に炒弁

  • アイデアの説明
    「独り暮らしの人」や「忙しい人」をターゲットにしています。買う人が手軽に食べられる物を考えました。いろいろなおかずがついています。
    ポイントは、「お皿がいらない」「バランスの良い食事」「具が多い」です。
アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表中の様子

講師からのコメント

いろいろな物が入っていてすごいね。いくらくらいで売るつもりですか?

500円です。

エビは1匹いくら?とか一つずつ材料費を足していくと値段が計算できます。これだけ豪華だと高くなりそう。価格設定を考えるのも重要ですね。

とても楽しい企画です。これを食べたらもうお腹いっぱいで満足できそうですね。これからも楽しんで考えることを大切にして下さい。

子ども達の発表アイデア2

アイデアのタイトル:1分チャーハン

  • アイデア説明
    自分が実際に作る時に出来るのが遅いと感じたので、「せっかちで待つのが嫌いな人」「忙しい人」をターゲットに考えました。ポイントは、「出来るのが速い」「量が少なめ」「2つに袋分け」です。
アイデアがまとめられた発表用ワークシート
発表中の様子

講師からのコメント

炒飯1人分を電子レンジ温めるのには7分半かかるので、半分の量にしてもまだまだ「1分」のハードルは高いです。他に温め方のアイデアは有りますか?
皆さんは発想が柔軟なので、またいろいろ考えてみて下さい。

また、自分の体験を踏まえて、改善工夫をしているのが良いです。二つに分けることで加熱時間を短くし、片方を食べている間にもう一つを温める、というのは素晴らしい発想の食べ方で驚きました。

子ども達からの質問

アイデアを出して商品になるまではどれくらいかかりますか?

アイデアを元に試作や試食を重ねたり、大量に作るための工夫をしたり、どうやって販売するかを考えたりと色々な工程があります。既存の生産ラインを使えるものでも、3ヶ月はかかります。「本格炒め炒飯」の場合は機械から作ったので4年半かかりました。

パッケージデザインは誰が考えますか?

冷凍食品は店に並んでいると開けて中を確認したりできないので、どんな商品かを伝えるために袋のデザインはとても大切です。写真を美味しそうに撮る人、買いたくなるようなキャッチコピーを考える人などパッケージ専門に作っている人達がいます。

質問タイムの様子です

株式会社ニチレイフーズの講師からのメッセージ

今日は積極的に参加してくれてありがとう。私たちも皆さんの発表を聞いて、いろいろな気付きがありました。受け身で習うだけでなく、自分から何かをするのはとても楽しいことです。会社員はスポーツ選手のように華やかな職業ではないかもしれませんが、いろいろな種類の仕事がいっぱいあって楽しいです。皆さんも自分の得意なものを見つけて、社会人になったら人のためになる仕事をしてください。何事も楽しんでやっていって欲しいと思います。


ニチレイフーズ株式会社の授業の詳細は、こちらのページから確認できます。
https://progaku.com/nichirei-jissen/

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