10月3日(月)矢掛町立美川小学校にて、富士通株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「データを活用して効果的な省エネを考えよう」を実施しました。

子ども達が考えた省エネの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。

子ども達の発表アイデア

省エネに取り組む家電:アイロンとドライヤー

  • アイデアの説明

小さいけれどたくさんの電気を使うアイロンとドライヤーについて考えました。
まず、アイロンについては、余熱を使う、霧吹きをする、使う日を決める、干すときにのばす、体操服やハンカチをしわになりにくいものに変えるなどの意見が出ました。実際に余熱と霧吹きを使うと、使用時間が15分から12分に減り、2.13円の節約になりました。
ドライヤーについては、頭にタオルを巻いて乾かすと10分から5分に減り省エネ出来ました。冷風を使用すると時間はかかりますが電力は節約出来ました。

発表用ワークシート
発表の様子

講師のコメント

講師

日常的に使い、使用電力の大きい家電を選んでくれました。アイロンについては、素材を工夫するというアイデアも良いです。最近は、乾きやすくしわになりにくい加工がされたシャツもありますよね。

タオルを巻いたままドライヤーをかけると、熱が逃げないので効果的です。一方で、同じところに熱風を当てすぎると火傷にもつながるので、ドライヤーを動かしていろいろな方向から当てるように気を付けてくださいね。冷風を使うのも良いアイデアですが、これから寒くなるので風邪をひかないように注意をしてください。

子どもたちからの質問

児童

これまでで一番売れた製品は何ですか?

講師

現在は別の会社が作っていますが、「らくらくホン」という、ボタンなどを大きくしてお年寄りでも使いやすいようにした携帯電話です。2000万台以上売れたんですよ。今はオーダーメイドで個別の製品を作ることが多いので爆発的に売れるようなものはないですね。

児童

日本の消費電力は1年間で一人当たりどれくらいですか?

講師

約7,000kwhです。これは例えば、1,000wのドライヤーを7,000時間使い続けるのと同じ消費電力です。すごく大きい数字ですよね。ひとり一人が少しずつ工夫すると省エネ効果も大きくなりますね。

児童

なぜ富士通に入社しましたか?

講師

大学で電機通信の勉強をしていたので、それを活かせる仕事がしたかったからです。自分の設計した製品が人の役に立つのが夢でした。

授業最後の講師からのコメント

講師

 省エネの活動をしてみてどうでしたか?大変だなと思った人もいるかもしれません。このような活動は継続することが必要ですから、無理はいけません。省エネのためだけに生きるのはつまらないし、長続きしないですよね。みんなで一緒に工夫して続けていってください。

将来、もしどこかで会ったら「今こんな省エネをしているよ」とまた教えてくださいね。楽しみにしています。今日はどうもありがとう。

質問タイムの様子

富士通株式会社の授業の詳細はこちらをご覧ください。
https://progaku.com/fujitsu/

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