11月24日(金)新潟県上越市立清里小学校にて、TOTO株式会社とインターネットで繋がる遠隔授業「あなたの地域に合わせたパブリックトイレを考えよう!」を実施しました。
子どもたちの発表アイデアを中心に、授業の様子をレポートにまとめましたので、どうぞご覧ください。
子ども達の発表アイデア
アイデアのタイトル: 誰でも使いやすい多機能トイレ
アイデアの説明
私たちは公園に置くトイレを考えました。公園はお子様連れが多いイメージがあるので、親子で使いやすいように、大人と子供用の男性用トイレ、女性用トイレを1つの部屋に合わせ、赤ちゃんを連れた方も利用しやすい工夫もしました。親子だけでなくお年寄りの方や障害を持った方も使えるように手すりをつけました。一番の目玉はモップ付きのルンバで、床が濡れていてもふけるようにしました。
講師との対話
このトイレの名前をもう一度教えていただいてもいいですか?
「親子でいらっしゃい、多機能トイレ」です。
すごくおもしろい名前だと思いました。トイレだけでなく、おもしろい名前だと行ってみようという気持ちになれるの、名前はすごく大切なポイントですね。
大人用子ども用のさまざまなトイレがそろっていて、お子様が1人でトイレをする際にも大人が同じ部屋で見守ることができて、安心できそうだと思いました。また、なんといっても感心したのがモップ付きのルンバですね。最近は芝刈り用のルンバも出てきたり、将来本当に実現されるかもしれない面白いアイデアだと思います。アドバイスをすると、様々な便器を設置するというアイデアでしたが、トイレに大きな面積をとることができない場合もあります。そういった場合に、限られた面積でトイレのどの機能を優先するかも考えられるともっと良くなるのではないかなと思いました。発表ありがとうございました。
子どもたちの質問
どのようにして新しいトイレを考えているのですか?誰が考えるのですか?
会社にはトイレを作る以外にも、便器の材料を買ったり、どうやって売るかを考えたりするお仕事もあります。そのような方々と、今回皆さんが何人かでアイデアを考えてくれたように、大人数でワイワイガヤガヤ話しながら新しいトイレを考えています。
トイレの滑らかさはどのようにして作られているのですか?
トイレの便器は陶器という粘土のようなものでできているのですが、陶器を焼くときにつるつるにする薬品をつけて滑らかにしています。TOTOではさらに滑らかにしたいということで、薬品を重ねて塗っています。
キャンプ場や公園のパブリックトイレの設置で気をつけたことはありますか?
今回の発表で皆さんは汚れやにおいを一番気にしてくださっていたと思いますが、一番大切なことは、外に設置されているというところです。土足で汚れやすかったり、だれがどういう風に使うかわからないのでいたずらをされたり乱暴に使われたりする可能性もあります。便座がガタガタして外れやすいので金属のプレートを入れて固定したり、汚れやすいので掃除や修理を誰がやるのか、掃除は1日に何回するかを考えたりすることも大切になってきます。
TOTOの授業の詳細は こちら をご覧ください。